サムスンが間もなく発表予定の新型Android端末を予告するティーザー動画を投稿した。この新製品は「Nexus Prime」である可能性が高い。その外観が描くカーブは、緩やかな凹面のディスプレイを持つ「Nexus S」が平らに見えるほどだ。
サンディエゴで米国時間10月11日に開催されるSamsung Unpackedイベントに向けたこの動画は、「もう1つの完璧な組み合わせはすぐそこに」とうたっている。
ティーザー動画の最後には、曲面ディスプレイを持つ携帯電話の側面と、「何か大きなものがやってくる」との一節が表示される。「大きなもの」とは、この端末の画面サイズを示唆しているのかもしれない。
この動画はAppleが4日に「iPhone 4S」を発表した直後に投稿された。より高速なプロセッサと高機能なカメラを搭載するアップグレードモデルのiPhone 4Sは、より劇的な新製品を求めていた人たちを失望させたかもしれないが、それでも飛ぶように売れ、サムスンのハイエンドAndroid製品シリーズにとっては、最大のライバルになるだろう。
Nexus Primeは、Googleの最新版Android OS「Ice Cream Sandwich」を搭載する最初の端末となる可能性もある。GoogleのEric Schmidt会長は、このOSの登場は10月か11月になると語っていた。Googleは通常、重要パートナー企業を選び、一定期間、最新版のOSを独占的に採用する権利を与えている。当初この立場にあったのがHTCで、初のAndroid搭載機、さらには「Nexus One」がその対象となった。次にサムスンが「Nexus S」でこの座についた。また、Androidのタブレット版「Honeycomb」を最初に搭載したのはMotorolaだった。
Ice Cream SandwichはHoneycombの機能およびインターフェースを継承しつつ、スマートフォンにも対応している。
これまでに流出したNexus Primeだとされる写真には、横方向にやや長い家の形をしたアイコンつきのホームボタンなど、Honeycombスタイルのボタンが写っている。また1280x720ピクセルの高解像度ディスプレイである証拠も判別できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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