Boy Genius Report(BGR)は米国時間6月15日、情報筋から独占的に入手した情報として、Googleのスマートフォン「Nexus」次期バージョンの詳細を報じている。
3世代目のNexusとなる次期バージョンは「Nexus 4G」という名称になる可能性が高く、BGRでは新バージョンを「すごくカッコイイ」と表現している。
BGRによると、新Nexusはデュアルコアの1.2GHzまたは1.5GHz CPUが搭載され、Texas Instrumentsの「OMAP 4460」、またはQualcommの「Snapdragon」チップセットファミリで低電力かつ28ナノメートル技術の「Krait」が採用される予定だという。もしこの情報が正しければ、以前に報道されていた新NexusのプロセッサはNVIDIAの「Kal-El」だというスペック情報とは異なることになる。
名称に含まれる予定の「4G」が示すように、新端末は4GのLTEネットワークをサポートすると思われる。通信事業者がどこになるかは明かされていないが、BGRではAT&Tが最初に提供するLTE対応携帯端末のひとつになるのではないかと予測している。
情報筋がBGRに伝えたところによると、ディスプレイは720ピクセル高解像度の「巨大サイズ」スクリーンになるという。インターフェースを総合的に向上させるため、Googleはスクリーンの下に物理的なボタンをひとつもつけず、技術サイトのTechHogが以前伝えたように操作はソフトウェアベースとなる予定だとBGRは述べている。
BGRはほかにも次世代Nexusのスペックとして、1GバイトのRAM、1080p対応のビデオ撮影および再生、前面に1メガピクセルカメラ、背面に5メガピクセルカメラの合計2つのカメラが搭載されると伝えている。背面カメラは暗い場所でも高品質の写真が撮影できるようデザインされているとのことだ。
次期Nexusは、別名「Ice Cream Sandwich」とされる「Android 4.0」をベースとしており、BGRでは、同端末が単なるGoogleの次期Nexus製品というよりも「Ice Cream Sandwichデバイスとしての主力製品または参照モデル」となるのではないかと予測している。
BGRの情報筋が正しければ、新端末は11月下旬ごろに登場予定だ。
米CNETでは、BGRの報道やBGRが伝えているNexus端末のスペックについてGoogle広報に尋ねたが、「うわさや推測についてのコメントはしない」とのことだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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