Appleが同社の新しい主力製品「iPhone 4S」を発表してから1日も経たないうちに、サムスンは早くも、同端末の欧州における販売を阻止するために動き出した。
韓国の携帯端末メーカーであるサムスンは現地時間10月5日付けのブログ投稿で、新しい「iPhone」の販売禁止を求める仮差し止め命令の発行をパリとイタリアのミラノの裁判所に対して申請すると述べた。
サムスンは今回の申請において、Appleがワイヤレス技術、具体的には、3G電話で使用されるWideband Code Division Multiple Access(W-CDMA)規格に関連する2件の特許を侵害していると主張する予定だ。サムスンは、同社の特許に対するAppleの侵害は「非常に深刻」であるため、新しいiPhoneの販売を禁止するべきだと考えていると述べた。
サムスンはブログで、「Appleは、われわれの知的財産権を甚だしく侵害し、われわれの技術を無償で利用し続けてきた」と主張した。「われわれの発明を保護するために法的な措置をとらなければならない時がきたと考えている」(サムスンのブログ)
サムスンは、問題をさらに詳しく調査してから他の国でも新しいiPhoneの差し止め命令を申請するつもりだと付け加えた。
2社は2011年を通して激しく係争を繰り広げており、世界中において互いを次々と特許侵害で提訴している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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