シートに座って新聞を読んだり、昼寝をしたりする間に、どこにでも運転して行ってくれる自動車というのはどうだろうか。SFの世界の話のように聞こえるが、実際に数多くのSF作品にこのような自動車が登場している。最近の映画では、1993年の「デモリションマン」や、2004年の「アイ,ロボット」に出てきた。
現在、Googleは独自の無人自動車システムを試験中だ。同社はこのシステムによって事故を減らすとともに、エネルギー効率を高められると期待している。この試験は、米国防総省国防高等研究計画局(DARPA)が主催したコンテストに続く試みだ。このDARPAのコンテストは、無人自動車がA地点からB地点まで到達する時間を競わせるものだった。それ以前では、General Motors(GM)が1939年の万国博覧会で、進む方向を無線で指示する自動車を展示している。
写真は、映画「アイ,ロボット」の中で、未来のAudiに乗るWill Smithが自動運転モードから手動オーバーライドモードに切り替えたところだ。
提供:20th Century Fox