2002年公開の映画「マイノリティ・リポート」では腕を使って画面上の操作を行っていたが、これはまさにSF的な光景であった。だが2010年後半、Microsoftから「Kinect」が発売された。同社の家庭用ゲーム機「Xbox 360」向けの価格150ドルのこの追加周辺機器は、プレーヤーの手や体の動きを感知して画面上に反映する。
Kinectが「マイノリティ・リポート」と似ていたのは、動きを感知して操作するのはゲーム内だけでなく、Xbox 360のメニューシステム全体も対象としていることだ。プレーヤーは手を動かすだけで設定変更を行い、インターフェース内を移動することができた。
Microsoftは2011年になって、Kinectを「Windows」OSと連動させることが可能となるソフトウェア開発キット(SDK)をリリースした。
提供:20th Century Fox