サムスンは、Appleと繰り広げている法的紛争の中で反撃し、同社製の携帯電話の一部と「Galaxy Tab」について、Appleが米国における販売を禁止するよう求めている仮差し止めに異を唱えた。
知的財産の話題を追うブログ「FOSS Patents」が入手した新しい提出書類の中で、サムスンはAppleが2011年7月上旬に提出した仮差し止めに反対している。この書類は現在封印されているが、FOSSは、サムスンがAppleに対抗するために利用している未封印の証拠物件の1つを指摘した。そこでは、Appleが2004年に出願したデザイン特許のずっと前からタブレットのアイデアがあった明確な証拠として、スタンリー・キューブリック監督による1968年の映画「2001年宇宙の旅」が挙げられている。
添付された証拠物件Dは、スタンリー・キューブリックによる1968年の映画「2001年宇宙の旅」からの真正な静止画像だ。この映画には、2人の宇宙飛行士が食事をしながら個人用のタブレットコンピュータを使う、約1分間の場面がある。この場面はインターネット上の「http://www.youtube.com/watch?v=JQ8pQVDyaLo」でダウンロードできる。D'889特許で主張されているデザインと同じように、この場面に登場するタブレットは全体的に長方形であり、大部分を占める表示画面、狭い縁、ほぼ平らな表面、平らな裏面(これは、テーブルの上にフラットな状態で置かれていることから明白である)、そして薄いフォームファクタを備えている。
「2001年宇宙の旅」はもちろん、故アーサー・C・クラークによる1968年の作品でもある。クラークは、映画の公開後すぐに小説版を出版した。Appleの「iPad」は、2010年1月に同社が行った発表でようやく登場した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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