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Non PC時代のアドビ戦略--FlashやHTML5、クラウドの考え - (page 3)

別井貴志 (編集部)2011年08月12日 18時48分
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クラウドを活用した新サービス登場?

--Non PC時代にコンテンツサイクルを一通り提供できるとなると、コンテンツの作り手側も変わってくるでしょうね。

 世界中のクリエイティブプロフェッショナルに対してアンケートを行いました。対象者はAdobe Creative Suiteのユーザーです。そのうちの92%の人がタブレット上でコンテンツの作成をしたいと答えました。自分がどこにいたとしても、自分が作るコンテンツにアクセスしたいというニーズがあるのです。小さな調整を加えたり、自分が作ったコンテンツを顧客にさっと見せたり。もともとマウスを使うとコンテンツを間接的に触るという感覚だと思いますが、タブレットを使えばデザイナーは直接的にコンテンツに触る感覚になりますので、親密度が違います。デザイナーのこの親密度を過小評価してはいけないと思っています。指で何かを作るというのは難しいでしょうけど、プロフェショナルならばおそらくスタイラスなども活用するでしょう。クリエイティブプロフェショナルのニーズもきちんと満たせるようにAdobeとしては、積極的にデバイスメーカーのパートナーと協力しています。

 また、アンケートを見ると、みなさんデスクトップもタブレットも両方使うと答えています。デスクトップの場合はリッチで機能が全部入っているアプリケーションを使いたい、でも、その一方でタブレットでは目的を絞った機能が使いたいと答えています。タブレットで使うアプリケーションであれば小型軽量でたとえばPhotoshopの持っているさまざまな能力の中で、代表的に使ってもらえるものになるでしょう。その機能、能力がデスクトップ側にあるPhotoshopと連携することになります。

--そうなると、データもアプリケーションも従来のローカルで利用するといった考えではなく、クラウドを利用するといったニーズが出てくるでしょう。

 タブレット上で何かを作成、修正したら、それは主な作業場であるデスクトップのほうでもきちんと見られるようにしたいと思っている人が多いです。また、その反対の例もあると思います。こうしたことを実現するにはクラウドシステムを活用してデータの同期をしたり、オンラインストレージのインフラを活用したりするのが妥当です。この分野に関してはまだ何も発表してはおりませんが、どういう方向にいくかというのは、この話で想像が付くのではないかと思います。

--では、クラウドやオンラインストレージを活用するようなサービスが近々出てくるんですね。

 そういう可能性はあります。

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