Appleは米国時間6月6日、同社の技術者向け年次会議Worldwide Developers Conference(WWDC)の基調講演を行った。ここでは、同基調講演の内容を時間軸にそってお届けする。
10:01:Jobs氏登壇。大きな拍手。
10:02:開発者からのスタンディングオベーションで迎えられるJobs氏。いつもの黒いタートルネックとジーンズに身を包み、笑顔で応える。
10:02:いつもありがとう、とJobs氏。
10:02:WWDCについて語る。来場者は5200人。2時間で完売。
10:02:もっと多くのチケットを販売できなかったことを詫びるJobs氏。Appleにとって、この場所が今回のイベント向けに確保可能な最大の会場だったという。
10:05:120以上のセッション、100のハンズオンラボ、1000人のAppleエンジニアが用意されていると語る。
10:05:Appleのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデントPhilip Schiller氏が登壇。Macについて語る。全世界におけるMacのアクティブユーザーは5400万人以上で、増加している。
10:06:Schiller氏は、IDCの調査結果を引用し、PCは1%縮小しているがMacは28%増加していると述べる。過去5年において、Macは各四半期で伸びを見せているとSchiller氏。
10:07:Mac OS Xが初登場した頃の画像が映し出される。場内からは笑いと歓声。では次に来るのは何か、とSchiller氏。Lionだ。250以上の新機能があると述べる。10の新機能について話すとSchiller氏。
10:09:1.マルチタッチジェスチャ。これは10月に開催のAppleのイベントでも紹介された。だが、Schiller氏は、その利便性について説明。ウィンドウ横のスクロールバーが不要になる。
10:10:2.フルスクリーンアプリケーション。画面の隅々まで使うことができる。フルスクリーンの状態を保持できる。フルスクリーンのアプリケーションを切り替えるための新しいジェスチャが用意されている。
10:11:3.Mission Control。これも10月のイベントで公開された機能。アプリケーションやウィンドウを俯瞰して見ることができる。
10:12:Macグループを率いるCraig Federighi氏登壇。デモを開始。
10:12:Federighi氏、スクロールバーがもう必要でなくなったことを見せる。Appleは、ダブルタップジェスチャをiOSからLionへと流用しており、特定の場所を拡大することを可能にしている。
10:13:ウェブページの新しいナビゲート方法には、スワイプジェスチャが採用されている。
10:15:フルスクリーンをPhotoboothを使ってデモ。
10:16:Mission Controlをデモ。マルチタッチジェスチャを使いながら、どのようにSpaces間でファイルを管理するかを示す。
10:17:Schiller氏、4番目の機能としてMac App Storeを挙げる。
10:18:Mac App Storeは、開始後6カ月間でソフトウェアの購入において主要なチャネルになったとSchiller氏。
10:19:Schiller氏によると、Pixelmatorの開発企業は最初の日で100万ドルを得たという。新機能として、アプリケーション内購入、プッシュ通知、サンドボックスがある。
10:20:また、差分アップデートにより、アップデートごとにアプリケーション全体をダウンロードする必要がなくなった。
10:20:5番目の機能は、Launchpad。これも10月のイベントで紹介された。アプリケーションアイコンのiOSライクなインターフェース。
10:21:6.Resume。どのアプリケーションにおいても、作業中の内容を失うことなくコンピュータの電源を切ることができる。
10:22:Schiller氏、再登壇。Auto Save機能について話す。作業中の内容を保存したかを記憶しておく必要がなくなるという。アプリケーションのメニューバーの右側にある小さなドロップダウンリストを使うことで、以前のバージョンに戻ることができる。
10:23:ドキュメントをテンプレートのようにロックすることが可能。ドキュメントを複製して、新しいバージョンとして作業することも可能。
10:24:8番目の機能はVersions。(Time Machineのように)古いスナプショットに戻ることができる。Schiller氏によると、保存されるデータは差分だけなので、多くのディスクスペースは必要としないという。
10:24:Federighi氏が再度登場し、これらの機能をデモ。まずはLaunchpadから。
10:26:Federighi氏が、他のマシンで購入した可能性があるアプリを再度ダウンロードする手順をデモ。
10:27:Auto Save機能のデモ。アプリケーションを終了しても、その中で何をしていたかが記憶される。例えば、ウィンドウの位置やテキストのハイライトなども記憶される。
10:28:2つの異なるバージョンを比較しながら、過去のバージョンを見ることができる。過去のバージョンに気に入った箇所があれば、その部分を新しいバージョンに持って来ることができる。
10:28:新旧のバージョン間で、ドラッグ&ドロップが可能。デモが終了。9番目の機能はAirDrop。
10:30:AirDropはどのように機能するか?ネットワーク上にいる他のユーザーを見ることができるので、ファイルをそのユーザーたちにドラッグすることができる。すると、そのアイテムを送信するかメッセージが表示される。受け取りも確認できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」