11:31:デイリーバックアップはWi-Fiで行われる。カメラロール、デバイス設定、アプリ、アプリデータが含まれる。
11:31:残りの3つのiCloud用アプリについて。これは驚くべきもので、iCloudで最大の発明だとJobs氏は述べる。
まずはDocuments。
11:32:iPadでPages文書を作成し、クラウドに保存すると、この文書はPagesアプリケーションがインストールされたそのほかのデバイスへプッシュされる。Pages、Numbers、Keynoteで利用可能。iWorkでは先週公開されたバーションでひそかに対応可能になっているとJobs氏。
11:33:iWork担当バイスプレジデントのRoder Rosner氏が登壇し、デモを披露。Rosner氏はまず、プレゼンテーション文書をiWorkで表示し、別のデバイスに同期して見せた。
11:34:Rosner氏はPagesで文書を簡単に編集し、それからiCloudにファイルを送信。
11:35:Jobs氏が戻る。
11:36:Jobs氏は、コンピュータの使い方を教えるのは簡単だが、ファイルシステムにまで話が及ぶと人々は混乱すると述べる。これを解決できるという。
11:36:アプリケーションがiCloudに文書を保存し、iCloudが文書を自動的にプッシュし、その文書がすべてのデバイスでアップデートされる。
11:36:これを実現するため。発者向けの新しいiCloudストレージAPIが提供される。
11:37:新システムはMacとPCで機能するとJobs氏。
11:38:次はPhoto Stream。
11:38:外出して写真を撮ったが、いちいち同期しに戻りたくない。こういう状況をiCloudが解決する。カメラロール全体をクラウドにアップし、そのほかのデバイスと同期する。
11:39:同期されるものとしては、撮影した写真のほか、Appleのカメラアクセサリなどを通じてカメラロールにインポートした写真も含まれる。この新機能はPhoto Rollアプリに組み込まれている。
11:40:MacではiPhotoに組み込まれ、PC向けにはピクチャフォルダを使う。Apple TVでも利用可能だとJobs氏。
11:40:Apple TVはPhoto Streamサーバにアクセスし、写真を取得する。AirPlayは必要ない。
11:42:iOSでは、最新1000枚の写真が保存される。永久に保存しておきたい写真はアルバムに移す必要がある。PCとMacではすべてのファイルが保存される。30日が経過するとAppleのサーバから削除される。Appleのインターネットサービス担当バイスプレジデントEddy Cue氏がPhoto Streamをデモ。
11:44:対応するのはWi-Fiのみで、3Gでは利用できないようだ。
11:44:最後のアプリ、iTunes in the Cloud。
11:45:「昔から良くある話だ」とJobs氏。「ある物をiPhoneで買ったが、他のデバイスにはない」。すでに購入済みの楽曲向けに、買った楽曲すべての購入履歴を見るための購入ボタンが用意される。
11:46:購入したアルバムはデバイスに再ダウンロードすることができる。楽曲も同様だ。追加料金は発生しないとJobs氏。
11:46:Jobs氏は音楽業界では初の試みだ、と述べる。
11:46:購入した楽曲をそのほかのデバイスに自動でダウンロードするオプションもある。Cue氏がデモを開始。
11:47:楽曲を再ダウンロードするオプションがiTunesアプリ内に小さなタブとして現れる。
11:48:Cue氏は以前購入したFoo Fightersの楽曲にアクセスし、使用中のデバイスに楽曲を再ダウンロードするため新しい小さなクラウドボタンをクリック。20秒ほどでiPhoneに楽曲がダウンロードされた。
11:49:次に、iPhoneで買った楽曲をiPadに同期する方法を実演した。作業を進め、楽曲を購入すると、数秒後にiPadの楽曲ライブラリに表示された。
11:50:Jobs氏は、iTunesで購入した楽曲で機能すると述べた。最大10台と同期可能で音質は256kbps AAC。
Jobs氏、これらアプリケーションの9つすべてが無料。
11:51:どうすれば利用できるようになるのかとJobs氏。Apple IDをiOS 5に設定すれば有効になる。Mail、Documents、バックアップ用に5Gバイトの無料ストレージが提供される。購入済みのアプリや楽曲、書籍はこれに含まれない。
11:52:Photo Streamもこの5Gバイトには含まれない。iCloudは本日から開発者向けのベータとして開始。
11:52:エンドユーザーは4.3ベータの一環として、楽曲の再ダウンロードを利用できるとJobs氏。
11:53:One more thing、とJobs氏。
11:53 :iTunes in the Cloud、特にiTunes以外で購入した楽曲について。iTunes以外で購入した楽曲はどうするか。Wi-Fiやケーブルを使ってデバイスを同期したり、iTunesで新しく買った楽曲をiCloudを使って同期することもできる。
11:54:また、楽曲をiTunesで買うこともできる。
11:54:そして、iTunes Matchについて語る。
11:54:iTunesは1800万の楽曲を抱えている。Appleはユーザーの楽曲と同社が抱えている楽曲をマッチングするソフトウェアを用意する。Jobs氏は、マッチングした楽曲はiTunesで購入した楽曲と同じ恩恵を受けるという。
11:55:アップロードなしでユーザーのライブラリをスキャンし、マッチさせる。それから、適合した楽曲を256kbps AACのDRMフリーファイルにアップグレードする。年額24.99ドル。
11:57:Jobs氏は、AmazonやGoogleの取り組みと比較し、高品質楽曲へのアップグレード、固定の年額、楽曲数に関係なく一定料金であることなどが競合サービスにないことを挙げた。この機能は、ほとんどの顧客は楽曲をiTunesで購入しているので必要ないだろう、だが、必要としている場合もあるので、この機能があるとJobs氏。
11:58:Jobs氏の言うところによると、内部には「高価な要素で一杯」であるという。これにはサーバも含まれている。
11:58:「もし、Appleが真剣でないと考えているなら、それは間違いだ」とJobs氏は述べ、ノースカロライナ州メイデンにあるデータセンターの写真を披露した。
11:58:Jobs氏が今日の基調講演を総括。以上で終了。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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