それに加えて、Facebookは新しいアイデアも試している。その1つが「newsfeed story ads」だ。この広告では、通常ならFacebookユーザーのニュースフィードにアップデートとして表示されるコメントが、広告の中にも表示される。また、「application social context ads」は、アプリケーションがユーザーに対し、同じアプリケーションを使っている友達を表示する広告だ。
Facebookが企業の自前ウェブサイトを実際にどの程度置き換えるかに関係なく、Facebookは万人向けのマーケティングチャネルではない。当然のことながら、Haines氏はFacebookのマーケティングの可能性から利益を得た企業の例を数多く紹介したが、Facebookをこのように真剣に利用することを検討している企業に対し、警告も発した。
第一に、Facebook上のサイトを活発な状態に保つという、長期的な取り組みを行う覚悟を決めなければならない。
「更新されないサイトなら、公開してみる価値はおそらくない」とHaines氏は述べる。ソーシャルネットワーキングサイトがマーケティングで効果を発揮するには、顧客に「刺激」を与えなければならないという。
第二に、極めて公の場での批判に対応する計画を立てなければならない。
「(批判を)無視するのは、考え得る最悪の対応だ。批判は受けるものなので、準備しておく必要がある」(Haines氏)
ただし理想的には、適切に対応することで批判者をファンに変えることもできる。
第三に、顧客と関わることと、煩わしい思いをさせることの微妙な境界線に注意するべきだ。Haines氏は名前を明かさなかったが、ある企業は20万人のユーザーに同社ページ上のLikeボタンをクリックしてもらうことに成功した。
「その企業は1日に7件のメッセージを送信したため、ファン層の縮小を招いた」(Haines氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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