にわかに再燃しているグループメッセージング市場の支配を目指す企業の1つで、設立間もない新興企業Belugaは米国時間3月1日、Facebookに買収されたことを明らかにした。
Belugaの身売りはあまりにも早い。だが、Facebookが迅速に動いてあっという間に企業を買収するというのはそれほど驚くべきことではない。Facebookは、新興企業を買収することで起業家精神を持つ人材を手に入れ、自社の製品チームや技術チームに補充しているとみられることが度々あり、かつてGoogle社員だったBelugaの共同創設者3人は、Facebookに買収を働きかけていた可能性が高い。ただし、Facebookがごく小さな新興企業を買収する場合、買収相手を閉鎖するのが通例だが、今回はFacebookがBelugaの閉鎖を計画していない点で異なる。このことは、Belugaの技術がFacebook内で何らかの役割(おそらくは、Facebookの自前のグループメッセージングサービス)を担う可能性があることを示唆している。周知の通り、メッセージングサービスとモバイルサービスは、Facebookが更新と改良を継続的に行っている2つの分野だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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