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Facebookのマーケティング活用--自社サイトの代替としての魅力とリスク - (page 2)

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2011年03月10日 07時30分
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 しかし、Facebookが強力になり、壁で囲まれた庭の中にある種のパラレルウェブのようなものを作り出すという展望には、間違いなく、恐ろしい点もいくつかある。確かにFacebookは、人々の生活のより深い部分に入り込んでいる。だが、顧客とのコミュニケーションをFacebookに依存するということは、企業経営の重要な部分を、飽くなき野望を示す仲介者の下に置くということだ。多くの企業はMicrosoftの製品やGoogleのサービスを喜んで使っているが、あまりにも強大な力が1社に集中すると、企業や独占禁止規制当局は懸念を抱くようになる。

 また、企業だけでなくFacebookユーザーも逃げ腰になる可能性がある。Facebookはプライバシーなどに関する論争をよそに、これまでのところメンバー数を増やし続けているが、一線を越えてしまうことも考えられる。

 企業はFacebookのターゲティングツールを使えば、「サリー州に住むサッカーとクリケットが好きな22歳」を正確に特定できる、というHaines氏の言葉はマーケッターにとって耳に心地良いものだ。しかしFacebookユーザーは、自分がプロフィールに掲載しているお気に入りリストに、友達だけでなく企業も強い関心を抱いていると知ったら、あまり良い気分にはならないかもしれない。

 とはいえ、何らかの理由でFacebookが多くのウェブサイトに取って代わることができないとしても、マーケティングにおいて同サイトの重要性が高まっていることは否定できない。そして、Facebookはその概念に適応しようとしている。

 Facebookはマーケッターにさまざまなツールを用意している。

  • 顧客に無料サンプルを提供する手段。ケチャップメーカーのHeinzが利用している。
  • ローカルチェックイン機能を使用するスマートフォンユーザーの関心を引く機能。Haines氏によると、衣料品小売業者のGapは、Facebookのローカルチェックインサービスを使用した顧客先着1万名にジーンズ1万着を無料で提供し、マツダは英国の自動車販売店5店舗で20%オフのキャンペーンを実施して、予想を上回る100台の自動車を売ることに成功したという。
  • EコマースサイトをFacebookページに組み込む機能。Max Factorは顧客が何かを買おうとしたときに、同社のFacebookページへの訪問者が別のサイトに移動してしまうのを避けたいと考えていた。そこでAmazonと提携し、自社Facebookページから離れなくても商品を購入できるようにした。
  • 「reach block」広告。24時間に5回も変わって、一連の広告メッセージをFacebookユーザーに届けるもの。
  • 企業が自社の意思決定に顧客を参加させることを可能にする調査機能。Vitaminwaterは「find a new flavor」(新しい味を発見)マーケティングキャンペーン期間中、投票機能などの仕組みを利用して、潜在顧客と130万の「つながり」を生み出した。
  • 企業がカスタムメイドのインタラクティブプログラムを作成できる、Facebook上に構築されたアプリケーション。

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