デジカメ代わりに使えるかも?と期待させてくれたT1000iだが、結局はやっぱりそこらにあるトンデモケータイと同じ類の製品であった。まぁとはいえレンズ部分が動くだけでも「おぉっ、なんか本格的!」って気分にさせてくれるのだから、過度な期待さえしなければこれはこれでアリなのだろう。そう、トンデモケータイに「もしかして、、、」なんて期待を持ってはいけないのね。だからこそ、その期待を裏切られたときに「ス、スゲー!」という感動を与えてくれたりもするのだ。
せっかく買ったT1000iなので実際に持ち出してちょっと写真を撮影してみたが、メガピクセルカメラだけに最低限のデジカメとして使えないこともないようだ。だがカメラのON/OFFを繰り返しているうちに電池残量がどんどん減っていってしまった。レンズを動かすモーターが余計な電力を食っているようだ。しかも「Battery Low」の警告表示が出た後は、カメラそのものが起動しないのだ。どうやら電池残量が少ないとレンズを繰り出すだけの電力をモーターに供給できないため、カメラそのものも使えないようなのである。ううーむ、下手にギミックを搭載しないほうがよかったんじゃないのか?
よくよく見てみると本体のカメラ周りにもあれこれ余計な記載が多すぎる。やっぱり値段相応の製品を高く見せたい、かっこよく飾りたいっていう気分だけが空回りしちゃったケータイだったのか。でもま、トンデモケータイメーカーたちのそんな苦悩が明日のいい製品を生むかもしれないのだ。がんばれトンデモケータイメーカー、無駄な努力もきっといつかは報われる日がくるに違いないぞ!
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