カメラ部分は高画質な割りに見掛け倒しばっかりなT1000iだが、本体は悪くないデザインをしている。10キーの素材やその隣の十字選択キーなどは安っぽくない感じだし、デザインも悪くないんじゃないだろうか。また側面を見るとPortable Media Phoneとあるようにメディアケータイとしても売り出そうとしているようだ。音量上下ボタンは通話時以外はそれぞれFMラジオとTVチューナの起動ボタンにもなっている。本体上部のスピーカーもステレオのようで、カメラよりもマルチメディアに特化したケータイなのかも。
とはいえケータイとしての機能は特筆すべきものはない。メニューアイコンもiPhoneライクなデザインで、トンデモケータイではよく見かける安易なタイプ。搭載しているアプリもこれまたトンデモ標準仕様。せいぜいモーションセンサに対応したいくつかの機能が備わっているくらいで、そのほかにはこれといって特徴はない。ってことは特徴は何もないからカメラ部分のギミックで話題を取っちゃおうっか、ていう安易な思想で生まれた製品っぽいなー。まぁトンデモケータイなんだからそれが当たり前なんだろうけどね。
でも、やっぱりカメラは何か考えてくれているに違いない、やめときゃいいのにそう信じて付属のマニュアルを開いてみた。するとやっぱりというか当然というか、中身は通話機能が中心、カメラの詳細説明は一言も触れていない。てか電池カバーの開け方すらも記載されちゃいない!トンデモケータイは機能はほとんど一緒なので、このような「個別の機種向けじゃなくどのトンデモケータイでも使いまわしできる共通マニュアル」が存在するわけだが、T1000iもそれが付属してくるとは所詮「その程度」のケータイだったのか。とほほ……。
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