ではT1000iをさっそく使ってみようじゃないか。T1000iのウリはカメラ。だからケータイの機能はさておき、電源を入れたらすぐさまカメラとしての使い勝手を試してみることにした。T1000iの電源をON、本体側面のカメラボタンを押してみる。すると「ずいずいーっ」とレンズ部分が伸びるのだ!こりゃ本格的なデジカメとして使えそうな期待感を持たせてくれる。1万円もしない安価なトンデモケータイだけど、デジカメ代わりに使えたら超お買い得な買い物にもなりそうだ。
そんなワクワク感を持って、さっそくまずは手ごろな被写体としてT1000iのパッケージでも写してみよう。でも、あれ、なんだか印刷されている写真とT1000i実機のデザインが微妙に違うような気がする。先ほどのVAICのロゴの有無はさておき、レンズ周りの雰囲気、パッケージのほうは大口径レンズでレンズの収縮も4段階あるようだ。だが実際のT1000iはレンズは2段階で伸びるだけだし、レンズもすごくちっちゃい。パッケージだけ見てすんごいデジカメを期待してたんだけど、実機を見ると今まで見てきたトンデモケータイのカメラとなんら変わらないような気がしてきた……。
そんな不安は心の中に一旦しまい込み、とにかくカメラを使ってみよう。T1000iの面白いところはカメラケータイだけあって、数字キー部分にフラッシュ、マクロ、セルフタイマーなどの機能が割り当てられている。これらの機能をいちいちメニュー画面から呼び出さなくてもよいのはとても便利だ。ところが各キーを押してみても、マクロモード切替もできないしフラッシュ切り替えもできない。逆に画面上に表示されているコントラストの濃淡調整が動いてしまったり。何か設定があるのかと思ったけどそんなメニューはどこにもない。
そうなのだ、これは「見た目をデジカメっぽくするために、キーに表記をしただけで実際は機能は割り当てられていない」ってことだったのだ。デジカメっぽくチューリップマーク(マクロ)などがキートップに表示されているので確かにパッと見「お!デジカメっぽいぞ」と筆者も思ったのだが、表示だけで機能しないってのはやっぱりT1000iはちゃんとした(笑)トンデモケータイか!──ってか、ちゃんとしてないのがちゃんとしてる、なんて言われちゃってもいーのかT1000iよ?
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