中国でも今やケータイは誰もが持っている時代。カメラがどうしたとか画面がどうしたとか高機能化合戦も各社で行われているものの、一方では「ケータイなんて、通話できればいいでしょ」と考えているユーザーも中国、いや海外には多い。値段が安けりゃなんでもいいって人もいるし、一方では見た目にこだわる人もいる。特にファッションのようにケータイを買い換えるユーザーも海外には多いほどだ。そのため各ケータイメーカーはハイエンド機種とは別のラインアップとして、デザインやスタイルに注力したモデルを出しているところも多い。
もちろん中国のトンデモケータイメーカーたちだって、有名大手メーカーに負けじと、そして他の中国メーカーと差別化するために様々な製品を毎月のように市場に送り出している。そんなことばっかりしているから、実は最先端の流行を取り入れた「旬ケータイ」なんて製品もトンデモケータイの中から続々でているのだ。「今はアレが流行りだ!」「来月はこのケータイがいける!急いで作れ!」なんて具合に、最新の流行を取り入れる速度の速さはトンデモケータイメーカーの動きが世界最速なんじゃないだろうか。大手メーカーもこのあたり侮ってはいられないのだ。
てなことで、今、2010年の6月の旬といえばなんだろう?それはもちろん世界的な大きなイベント、そう、ワールドカップサッカーである!今回は南アフリカで開催、日本も予選を通過しどこまで勝ちあがれるか国内で大きな話題となっているだろう。そしてもちろん日本のみならず全世界が注目しているのがこのワールドカップなのだ。となればもちろんワールドカップにちなんだ様々な商品が出てくるわけで、当然トンデモケータイメーカーも黙っていなかった!てなことでやっぱり出てきちゃいましたよ、ワールドカップに便乗したブツが!
ちなみに4年前のワールドカップ開催時はたしか香港の某Bluetoothヘッドセットメーカーが出場各国の国旗を入れたヘッドセットを販売したことがあった。とはいえBluetoothヘッドセットをコレクションする人もいないだろうし、国ごとに人気不人気もある。ワールドカップ閉幕後はかなりの数が売れ残っており、不人気な国の製品は投げ売りされていたと記憶している。だから「各国別ワールドカップケータイ」なんて出しても売れないのはトンデモケータイメーカーも十分わかっている。ということで出てきた製品は単純明快な「サッカーボール型ケータイ」なのだ!うーん、この単純なアイディアなんで今までなかったんだろう?
このサッカーボールケータイ、作っているメーカー名はGYSというらしい。いやもしかしたらこれが商品名なのかもしれない。パッケージにはGYSと書いてあるだけで他の事は一切不明だ。ショップで見かけたときはA4サイズのカラーの立派なパンフレットもあり、メーカーは気合いれまくっているようでものに連絡先がわからないとはねぇ。しかもこのパンフレット、購入した店の床に落ちていて「あー、サッカーボールケータイ買ったらそれもってっていいよ」と店のおじさんに言われたブツだ。うーん、パンフレット作ったけど店のほうはどーでもいいって感じなんだろうか?
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