空中に文字を書けるおもちゃを見たことのある人は「懐かしいなぁー」と昔を思い出してくれたかもしれない。しっかしこんな機能をケータイに載せるなんて何考えているんだろうね、ホント。動画を見てもらえばわかるように、上手く絵が表示できないのでハートは「ハートブレイク」みたいに見えちゃうし、文字も2文字まで。これでは相手にメッセージが正しく伝わらないぞ!?
でも実は2005年ころ、この機能が局地的に流行したことがあったのだ。なんとあの世界シェア1位のNokiaからも3220という端末用に着せ替えカバー「Xpress-on Fun Shell」としてこのネオンサインが描けるアクセサリを売っていたんだから!当然筆者は端末もカバーも購入済みだ(笑)。また韓国ではケータイのコネクタに取り付ける外付けネオンサインアタッチメントが一時期売られていたことがあったのだ。ってことで今回紹介したEASYCALLも「うちも真似ちゃおう」って安易な製品だったのね。
Nokiaや韓国の製品は、どちらもそこそこ文字や絵を空中に表示することができたと記憶しているが、結局一時のブームに終わってしまった。EASYCALLは、ブームに乗ろうとしたけど機能が追いつかずに消え去ってしまった製品というわけである。でも数年も前に必死になって面白い製品を作り上げようとしたこんなメーカーがあったという事実は、記憶の片隅にぜひ残しておきたいものだ。
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