さて本体をよく見てみると、ディスプレイ下の選択ボタンは4方向+センターキーとなっており音楽再生関係のキーになっていることがわかる。メディアプレイヤーとしての使い勝手もよさそうだ。電源を入れてみるとおなじみのトンデモケータイ標準的な待ち受け画面。SIMカードはさすがに1枚対応。メモリカードはこのころからすでにmicroSDに対応だが、その当時はTrans Flashと呼ばれることも一般的だった。
画面の「Menu」をタップするとメニューが現れる。最近の中国ケータイは3×4や3×3などアイコンがグリッド状に並ぶが、このEASYCALLは左側にカテゴリアイコン、右側に2×2の4つのアイコンが並ぶ独特のユーザーインターフェース。アイコンは側面のジョグダイヤルの上下で移動するため、片手で楽にメニューを切り替え可能なのが親切設計かも。カテゴリは「AV Zone」「PIM」「Entertainment」「System」の4つとなっている。
このようにメニューの一番最初にAV Zoneとしてメディア再生関係のアイコンが並ぶことから、やはりマルチメディアケータイとして売ろうと考えられた製品なんだろう。筆者の記憶でも数年前といえば「数字キーがなければ電話がかけにくい」という考えが一般的であり、このEASYCALLのように数字キーを廃止した大胆なデザインのケータイは何か特徴がなければ売れなかったと考えられる。指先タッチでいつでも音楽やビデオを楽しもう、というケータイだったのだろう。
さて小さいフルタッチだけで特に目立った機能は他になし、これでおしまいなのかな。そう思ってふと本体の右側面を見てみると何やら不思議なことに気がつく。黒い透明プラスチックの細長いパーツが埋め込まれているのだ。デザインのアクセントにしては地味で目立たないような気がする。それに中を見てみると多数のドットというか丸い点が見えるのだ。一体これは何なんだろう?もしかして何か機能があるのだろうか?実はメニュー画面をいじってみたところ、すんごい機能が隠されていることを発見してしまったのだ!
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