「中国トンデモケータイ図鑑」で紹介してきたトンデモなケータイたちも30種類くらいとなった。それぞれを見てみると「これは脱力系だよなぁ」とか「トンデモというよりマジ系では?」のように各製品はそれぞれカテゴリで分類できそうなことに気がつく。ちなみに最近の流行じゃないけど、もし「草食系」なんてトンデモケータイがあったらすぐに市場から消え去ってしまいそうだ。中国で生き残るためには「肉食系トンデモケータイ」と呼べるくらいのパワーが必要なのである。
てなことで今回紹介するトンデモケータイ、分類すれば「かわいい系」だろうか。このかわいい系にもいろいろあって、一番メジャーなのはキャラケー、そうキャラクターケータイである。一方今回のケータイはというと、「モノ」を模した形状なのだ。これまで中国トンデモメーカーたちは車やビルやタバコやクマなど、あらゆる「モノ」の形状をケータイ化してきた。「世の中にあるものでケータイにできないものなどない!」と豪語しているかのごとく、次々ととんでもないケータイが登場しているが、今回のその「モノ」とはいったい何か?それは、
果物=フルーツ=食べ物
であーる。そう、ついに食べ物まで手を出し始めたか中国人たちは!まさか食事中にネタを思いついたんじゃないよな?でもこの製品、結構見た目も仕上がりも安っぽくなくて悪くないのよ。持っていてなんだか幸せな気分になれる、そんな素敵なケータイでもあるのだ。これはもう「モノ系」ではなく「フルーツ系」と呼んであげたほうがよさそうだ。なんか今回はちょっと期待できるかも?
そんなわけでまずはパッケージ。例によって「ええとだからこの箱の中には何が入っているんですか?」と言いたくなるようなデザインだ。ここまでの説明がなければ、この箱を見ても中にケータイが入っているだなんて誰も思わないだろう。相変わらず売る気があるのかないのか?まぁいつものパターンで「作るだけで手一杯、あとは知らないよ」ってことなんだろう。
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