元アップル幹部A.テバニアン氏に聞く--コンシューマーテクノロジの今後とアップル - (page 3)

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年01月18日 07時30分

--コンシューマーテクノロジ分野に興味をお持ちなら、ほぼ間違いなくAppleとぶつかることになるでしょう。それはどういったものになると思われますか。

Tevanian氏:この分野は、単に巨大な市場であるということ以上のものだと思っています。確かに、時には競合することもあるでしょう。しかし、協業することもあれば、単に全く違うものだということもあります。このことについては、あまり心配していません。

--コンシューマーテクノロジ分野において、あなたが注目している企業の1社がAppleであることは間違いないと思います。ほかに、特に注目している企業はありますか。

Tevanian氏:今日の大企業のなかで、インターネットとそれに関連するものについて語るなら、Appleはもちろんですが、GoogleとFacebookが挙げられます。そのほかは一段下がって、皆似たり寄ったりです。何十もの企業の名前を挙げることができるでしょう。

--今、持ち歩いている携帯電話は何ですか。それを替えることになると思いますか。

Tevanian氏:今でもiPhoneを持っています。それでいいと思います。というのも、搭載されているソフトウェアが、わたしがAppleで手がけていたものの1つである「OS X」だからです。おそらく今後は、複数の携帯電話を持ち歩くことになるでしょう。驚くほど多くの人がそうしています。

--もしかしてPalmの携帯電話でしょうか。

Tevanian氏:おそらくそうですね。Palmのいずれかを使うことは間違いないと思います。

--現在、騒がれすぎていると思うものはありますか。

Tevanian氏:騒がれすぎているように思えるテクノロジに対して、否定的になり過ぎないことを学びました。こうしたもののなかには、うまくゆくものもあるからです。常に偏見を捨て、頭の片隅では騒ぎすぎだと思うようなものがあっても、それを心に留めておき、「さあ、これに注目して、実際に何が起こるか見てみよう」と考えることを、仕事を通じて覚えました。何かを騒がれすぎていると言って非難することは、決してしたくありません。

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