元アップル幹部A.テバニアン氏に聞く--コンシューマーテクノロジの今後とアップル

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年01月18日 07時30分

 かつてAppleでソフトウェア事業を統括していたAvie Tevanian氏は、退職後の生活にかなり満足していた。だが同氏は、次世代のコンシューマーテクノロジに再び影響を及ぼせるチャンスにひかれ、仕事に戻った。今度は金銭面での仕事だ。

 プライベートエクイティ企業Elevation Partnersは米国時間1月12日、Tevanian氏が幹部として加わったと発表した。この発表の直後、筆者はTevanian氏にインタビューし、同氏の以前の雇用主やテクノロジの大きなトレンドについて、さらに同氏は今後「iPhone」から「Palm Pre」に乗り換えなければならないかなど、テクノロジに関する幅広い話題について話を聞くことができた。

 以下は、Tevanian氏との会話を編集したものだ。

--最近はどのように過ごしていましたか。Tellme Networksが買収されたときに同社の取締役を務めており、現在はDolby Laboratoriesの取締役を務めていますね。

Avie Tevanian氏

Tevanian氏:ほとんどの時間は、退職後の生活を楽しんでいました。つまり、家族と時間を過ごすというようなことですね。エンジェル投資に関連することをほんの少しだけやっていましたが、その仕事に割く時間はわずかでした。

--どうしてベンチャーキャピタルの仕事を始めようと思ったのですか。

Tevanian氏:まず初めに、これはベンチャーキャピタルの仕事ではありません。プライベートエクイティの仕事です。これは大きな違いです。わたしは、何年も前にElevation Partnersが創設されたときから、同社とつきあいがあります。(元Apple最高財務責任者(CFO)の)Fred(Anderson氏)とはもちろん旧知の間柄です。Elevationのほかの人たちも、かなり前から知っています。

 Elevation Partnersは、取締役会の構成員という点で同社の専門的能力の拡大が必要な時期を迎えていました。ご存じのように、1カ月程前には(元eBay幹部)Rajiv(Dutta氏)を取締役会に迎え、そして今日、わたしが加わります。わたしはここの人たちが本当に好きですし、この機会を本当にうれしく思っています。

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