台湾のASUSTeK Computerが「Eee」ブランドの電子書籍端末を発売する計画について2009年8月に報じられたものの、このほどより詳細な情報を入手することができた。
同社の広報担当がロンドンのThe Timesに語った話では、廉価版とプレミアム版の2バージョンの販売が計画されているという。
とはいえ、最も興味をそそられるのは、プレミアム版のモデルではヒンジ機構が採用され、一般的な書籍のように開いたり、タブレットデザインに折りたたんだりすることが可能だろうということだ。このデザインにより、ユーザーは片方のスクリーンで(タッチスクリーンを使ってページをめくりながら)書籍の本文を閲覧し、もう一方のスクリーンではウェブページを閲覧することが可能になるかもしれない。
今回の報道によれば、スクリーンの1つをバーチャルキーパッドとして活用し、電子書籍端末をノートPCのカテゴリに進出させる可能性もあるという。
この電子書籍端末はフルカラーのスクリーンを装備し、スピーカー、ウェブカメラ、「Skype」用のマイクなども搭載して、インターネット上で安価な通話を楽しむこともできるようになるだろうと、The Timesは報じている。
販売価格に関しては、まだ正確な情報を入手できていないものの、ASUSは「Eee PC」を始めとする各種の低価格製品群で知られるため、廉価版の電子書籍端末は約163ドルで発売されるのではないかとの推測が流れている(ソニーの「Reader Pocket Edition」は200〜300ドルの価格帯、また、Amazonの「Kindle 2」も約300ドルで販売されている)。
計画通りに進めば、Eeeブランドの電子書籍端末は2009年中の発売が見込まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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