ニューヨーク発--Amazonの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏は米国時間5月6日、待望の大画面の電子書籍リーダー「Kindle DX」を市内中心部のペース大学の講堂にて公開した。Kindle DXは、パーソナルおよびプロフェッショナルドキュメント、新聞、雑誌、さらには潜在的に非常に大きなターゲット市場となる教科書など、多彩な読者層が対象となっている。
より大画面のKindle DXの発表は、必ずしも秘密のベールに包まれていたわけではない。これまでしばらくの期間、Kindleに大画面モデルが追加されるとのうわさが流れており、今週に入ってからは、もっと具体的な報道も出回り始めていた。
AmazonのKindle DXに関する製品ページによれば、以下のような情報が明らかになっている。
この中のいくつかの機能は、現行のKindle 2でも採用されているが、ファイル変換が不要となるPDFリーダーの搭載、自動回転表示のディスプレイ、3500冊分の書籍の保存容量(Kindle 2では1500冊分の書籍を保存可能)、そして、当然ながら新たな大画面などの特長は、Kindle DXに特有となる。
Bezos氏は「縮小表示も、ズームインも、スクロールも不要であり、ドキュメントそのままの状態での閲覧が可能になる」と述べている。
Kindle 2が359ドルで販売されているのに対して、Kindle DXの価格は489ドルになるとアナウンスされており、現在、Amazonのホームページ上で先行予約が受け付けられている。今夏の出荷が予定されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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