アマゾンのベソスCEO、Kindleからのコンテンツ無断削除を謝罪

文:Tom Krazit(CNET News) 翻訳校正:編集部2009年09月07日 12時22分

 Amazonは謝罪文の中で、「Kindle」所有者のライブラリから誤って削除されたGeorge Orwell氏の小説コピーの再提供、あるいは30ドル分のギフト券または小切手の贈与を申し出ている。

 Amazonは7月、電子書籍版の「1984」と「Animal Farm」の一部バージョンが権限のないはずのパブリッシャーによってKindleライブラリに追加されていることを発見した後、両作品のコピーをKindleから削除する決定を下したが、その決定をめぐって、同社には猛烈な批判(もちろん訴訟も)が浴びせられた。しかし、独裁的な中央政府の権力乱用を描いた書籍について、合法的に購入した人の端末からコピーを削除するというAmazonの処置は、ある人にとっては滑稽で、またある人にとっては許しがたい行為だった。

 Amazonの最高経営責任者(CEO)であるJeff Bezos氏は米国時間9月3日、Kindle所有者に対する電子メールの中で、その処置について詫びた。CNET Newsは、ある読者からその謝罪メールのコピーを入手した。

 「1984などの小説がKindle上で違法に販売される問題があったが、これはそのときのわれわれの対処法に対する謝罪である。この問題に対するわれわれの『解決策』は愚かで軽率、そして弊社の行動指針に著しく反するものだった。この問題の責任はすべてわれわれにある。そして、われわれに対する批判は至極当然のものだ。われわれは今後、この痛ましい過ちから得た教訓を生かして、よりよい決定、すなわち弊社の使命に沿った決定を下せるようにしたいと考えている」(Bezos氏の謝罪メール)

 削除された作品を購入した人は、「kindle-response@amazon.com」宛てにメールを送信して、該当作品の別のコピー、あるいは30ドル分のギフト券または小切手のどちらが欲しいのかを申告することができる(小切手を受け取る場合は、住所の入力が必要)。Amazonによると、返却されるコピーには、ユーザーが削除時に記入していた注釈も含まれるという。電子書籍の消失によって授業中に記入したメモがなくなってしまったとしてAmazonを訴えた学生がいたが、同社はおそらく、注釈つきのコピーを返却することで、その学生の不満を鎮めようとしているのだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ

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