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E3が見たゲーム業界--巨大見本市を通して振り返る変遷(第5回)

文:Giancarlo Varanini(GameSpot) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年09月10日 07時30分
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 Electronic Entertainment Expo(E3)から見たゲーム業界の変遷を振り返る最終回として、2007年と2008年を紹介する。

E3 2007--引っ越し

 E3 2006の刺激過剰なパレード状態に比べれば、E3 2007はまるで浜辺での穏やかな散歩のようであった。いや、本当に浜辺の散歩となったのである。90年代以降で初めて、E3は荷物をまとめて引っ越しをし、サンタモニカの海辺に並ぶホテルと比較的小さなバーカーハンガーに向かった。この引っ越しは、E3は大規模になりすぎ、ぜいたくになりすぎていたという関係者全員の一般的な声に応えたものであった。

あの宮本茂氏も、「アサシン クリード」の評判を聞いてチェックしにやって来た。 あの宮本茂氏も、「アサシン クリード」の評判を聞いてチェックしにやって来た。

 ショーそのものと同じく、各社のプレスカンファレンスも過去のE3時と比べてトーンダウンしたかに見えた。Microsoftのカンファレンスは、円形劇場のようなものがあるサンタモニカ高校の屋外で開催された。だが、見事な出来の「バイオハザード5」や「Halo 3」のトレイラー、そして「アサシン クリード」や「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」のデモ(それと、扱いにくい「Rock Band」はどう表現するべきか)を除いては、注目を集めるほどの発表は多くなかった。ソニーはE3 2006でのプレスカンファレンスの失敗から立ち直り、「リトルビッグプラネット」「KILLZONE 2」「メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」(見事な出来の新作トレイラーによる出典)といった「PLAYSTATION 3」向けの大物タイトルをそろえた。任天堂のイベントでは主に、業界における自社の優越的地位と「Wii Fit」によるさらに多くのカジュアル層獲得の狙いを強調した。しかし、「マリオカートWii」と「スーパーマリオギャラクシー」もイベント内で発表された。

 これらのカンファレンスはさておき、E3自体は一部の大物タイトルをじかにプレイできる好機であった。Ubisoftのアサシン クリードのエリアは大変な人気で、同作をチェックしに立ち寄った宮本氏も歓待されたほどであった。「Fallout 3」「バイオショック」、Rock Band、リトルビッグプラネット、「デビル メイ クライ4」、そして「Halo Wars」も注目タイトルであった。

E3最優秀コメント:
 「私はこのメタルギアシリーズを20年以上、さまざまなハードウェアで作り続けてきた。そしてこのメタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオットが、シリーズ最後の作品となるだろう。スネークの物語はこの作品で完結の予定だ」
-小島プロダクションの小島秀夫氏。ソニーのプレスカンファレンスで、メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオットが自身最後のメタルギアとなることに言及して

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