ゲーム見本市「E3」は招待制で--ESA、日程などを発表

文:Daniel Terdiman(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2006年10月17日 12時51分

 サンフランシスコ発--Entertainment Software Association(ESA)は米国時間10月13日、今後の「Electronic Entertainment Expo(E3)」に関する初めての公式な計画を明らかにした。

 これまでは毎年5月にLos Angeles Convention Centerに6万人を集めていた同イベントだが、今後は招待客限定で7月11〜13日にカリフォルニア州サンタモニカの近くで開催する予定であると、ESAは述べた。

 今後のE3においても、Electronic Arts、任天堂、Activisionなどの主要ビデオゲーム会社は、大規模な報道機関向けイベントを開催することが認められる。しかし同時に、もっと静かで落ち着いた雰囲気のなかで、くつろいだ会談の場が提供されようとしている。

 今回のニュースは、ESAが7月にE3の規模を大幅に縮小する計画であると発表して以来、初めて明らかにされた具体的な情報である。E3は数多くあるビデオゲーム見本市のなかでも最も有名なものだ。

 しかし、巨大な見本市としてのE3が消滅することで、ビデオゲーム業界が大きな打撃を受けるかといえば、必ずしもそうではない。

 他の有名ゲーム見本市の関係者らは、すでにE3の穴を埋める方法を捜しはじめており、その選択肢についてはさほど心配していない様子だ。

 年次イベント「Game Developers Conference(GDC)」でエグゼクティブディレクターを務めるJamil Moledina氏は、「(7月の)E3に関するニュースから得た(ゲームイベントへの)需要の高さを踏まえると、(われわれは拡大化傾向にある)」と述べている。「新たな展望にむけて何ができるかと模索する企業各社のために、われわれが何を提供することができるかという意味では、GDCはこの数年間、ゲームを展示したいという人々への手段を提供してきた」(Moledina氏)

 Moledina氏は、当地で開催された4年目のゲーム見本市「PR for Games」において、12日に、「Life after E3」と題するパネルに参加した1人である。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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