世界に先駆け、第3世代のW-CDMA方式のサービスをスタートさせたNTTドコモ。その初号端末としてデビューしたのが、このN2001である。21世紀のスタートを感じさせる新世代ケータイサービスのスタートを、その製品名からもうかがい知ることができよう。
それまで3桁の型番でラインアップ展開を図っていたNTTドコモだが、このFOMAには4桁の型番を与え、従来サービスより「1歩先」を行ったサービスであることを強調したのだろうか。一方、2GHz帯を使うので2000番台の型番を与えたという説もある。
ちょうどこの頃、対抗するauも製品型番を4桁化した。ただ、4桁の型番というのは、正直なところ覚えられない。それまでの端末は型番を言われれば、すぐに形状が頭に浮かび、発売年月なども思い起こせるのだが、4桁型番の一連の製品はとっさに思い出せない。こうして4桁化は失敗だと言われ、FOMAはその後90Xシリーズとして再編成されることになったし、auもあっけなく4桁型番をやめた経緯がある。