「ケータイでミュージック」の原点がこの「SO502iWM」である。「WM」という型番から分かるとおり、ソニー製のこのiモード端末は、音楽再生機能を備える。ただし楽曲はメモリースティックにコピーして端末に挿入し、再生する。楽曲ダウンロードサービスなど、もちろんまだない時代である。
このモデル、じつは結構ロングセラーモデルだったことで知られている。504iシリーズあたりが並ぶ頃になっても、このSO502iWMだけはカタログ落ちすることなく、発売が続けられていた。というのは、このモデルを購入したユーザーが、バッテリーがダメになったり、あるいは端末自体が劣化したりして買い換える際に、また同じ端末を買うというケースがとても多かったそうだ。それほど、特定のファンが多かったモデルである。