苦境にあったダウ工業平均が9000ドル超まで急反発し、1日の上げ幅としては最大を記録した米国時間10月13日、Apple、Microsoft、Dellなどのテクノロジ企業の株価も2桁の伸びを記録した。
投資家がひどい状況に追いやられた先週が終わり、今週は状況が好転してほしいという期待をウォール街は裏切らなかった。9月30日に1万850.66ドルの値をつけて以来8日連続で下落していたダウ工業平均はこの日、前週末比936.42ドル高の9387.61ドルで取引を終えたのだ。
各中央銀行が米国の金融機関に対する資金供給を増やすことに合意したり、CBSNews.comが伝えるように米財務省が一部銀行株の購入を決定したりするといったいくつかの事態の進展を、投資家らは歓迎しているようだ。
この数日間下降を記録していたナスダック総合指数も、Microsoft、Apple、Oracle、Cisco Systems、Dell、Research in Motion(RIM)などが2桁の伸びを示したこともあって、前週末比194.74ポイント高の1844.25ポイントに大幅続伸した。これら企業の株は、ナスダックで最も活発に取引された株となっている。
Microsoftはおよそ19.5%高い1株あたり25.70ドルで取引を終え、コンピュータメーカーのDellはおよそ15.8%高い1株あたり15.39ドル、Appleはおよそ17.6%高い1株あたり113.88ドルで終わった。
Appleの株価上昇は、14日に予定されている新しいノートブック製品の発表を後押しするものとなるだろう。
他のテクノロジ企業で今週注目すべきなのは、IntelとeBayだ。両社はそれぞれ14日と15日に決算発表を予定している。
Oracleは通常取引でおよそ13.0%高い1株あたり18.86ドルを記録、Ciscoはおよそ13.0%高い1株あたり19.47ドルで取引を終えた。また、人気のスマートフォン「BlackBerry」のメーカー、Research in Motionもおよそ16.9%高い64.60ドルで終了した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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