OpenCoffee Clubは、最近始まった彼らのソーシャルサイトNing.comによれば、「スタートアップ企業を愛する人間のたまり場」だ。アイルランドのコークからケープタウンまで、シアトルからシドニーまで、パリからパロアルトまで、人々が毎週集まってスタートアップ企業について議論し、ベンチャーキャピタルにアイデアを売り込む。2月に始まったばかりのアイデアは、ウェブ起業家の世界を嵐に巻き込み始めている。
OpenCoffee Clubは、広く認められたオープンで定期的に開かれる集まりの場として始まった。そこでは、起業家が投資家に全く形式張らない形で会うことができる。これはロンドン在住のIndex Venturesのベンチャーパートナーで、SkypeのバイスプレジデントでもあるSaul Kleinの発案だ。OpenCoffeeの目標は、Saulがわたしに話したところによれば「どこででも少ない費用あるいは費用ゼロで再現できる、起業家たちが人と会い、その人となりを知り彼らと話せる場を作る」ことだという。
アイデアは簡単だ。日時と場所を決めてイベントが開かれる。業界に興味のある起業家たちやその他の人たちが集まっておしゃべりをし、アイデアを議論し、人的なつながりを築く。ベンチャーキャピタルもやってきて、起業家たちはアイデアを売り込む機会を得ることができ、彼らが投資に興味を持つかどうか議論できる。わたしがこれまでに聞いた成功談の1つはMoveme.comで、彼らはこのイベントで資金調達を始めたという。
やってくる人にとっての一番の魅力は、その打ち解けた空気のようだ。これは同じ分野の他のスタートアップ企業と会い、新しい関係を作る絶好の機会だ。VCにとっては、これはその土地の起業家たちのグループに会って、今動いている彼らの成果やアイデアを知る、手早く簡単な方法だ。多くの人にとっては、カンファレンスの場が潜在的な投資者や他のスタートアップ企業と、面と向かってネットワークを作る唯一の場だったが、これは予算の厳しい人たちにとっては高くつくゲームになる場合が多かった。OpenCoffee Clubは興味のある人なら誰でも参加できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」