前回はリビングルーム、パーソナルルームのテレビの買い替えについて、機能やサイズからオススメテレビを紹介した。今回はリビングとパーソナルルーム両方のテレビを一度に買い替える時に便利な、システム的な発想で選ぶおすすめテレビを紹介する。
あわせて、地デジ化をする際に見逃してしまいがちなセカンドテレビの買い換えとして、お風呂やキッチンで使っている防水テレビについてもおすすめ製品を挙げている。
DLNA(ホームネットワーク)対応のテレビが増えてきた。同じくDLNA対応のAV機器と組み合わせれば、リビングの録画テレビやデジタルレコーダーで録った番組を、自室のDLNA対応テレビに配信して楽しむ、というような使いこなしが可能だ。DLNAは汎用の規格なので、DLNA対応であれば異なるメーカー間のAV機器でも接続できるが、ネットワーク機器には相性があるので、ビギナーはDLNA接続が保証された同じメーカーの機器を購入した方が無難だろう。
また、多くのDLNA対応テレビは、クライアント(受け側)機能のみで、サーバ(送り出し側)機能は備えていない点は覚えておきたい。日立コンシューマエレクトロニクス「Wooo ZP05/XP05/HP05」シリーズ、ソニー「BRAVIA HX80R/EX30R」シリーズなどはサーバ機能を備えているので、DLNAで録画テレビから配信したい場合は、これらの機種を選びたい。
50V型のプラズマテレビ。リビングでプラズマの大画面を堪能できる。内蔵&カセットHDD(iVカセットHDD)へのダブル録画機能を搭載。DLNAはクライアントだけでなくサーバ機能も搭載しているので、リビングの本機から、寝室などに置いたDLNA対応テレビやPCに、録画した番組を配信して楽しめる。録画済み番組は、自動でフォルダを作成し分類する独自の「ワケ録」機能で、再生時もストレスなく操作できる点も魅力だ。
19V型のパーソナルモデル。録画機能を搭載しないシンプルな小型モデルだが、DLNAのクライアント機能を装備し、上記のWooo P50-XP05などをサーバにして、ホームネットワークを手軽に構築できる。Woooシリーズ同士でのDLNA接続は保証されているので、DLNA接続でトラブルの心配がない点はビギナー向きだ。
500Gバイトの内蔵HDDに、2番組同時にハイビジョン長時間録画ができる録画テレビ。スロットインタイプのBlu-ray Discレコーダーは、ブルーレイ3Dにも対応する。DLNAはサーバ機能を内蔵し、別室の対応テレビへ録画番組を送信することが可能。単体レコーダー並みの機能を備えたモデルならではの録画機能で、DLNAのサーバ機能を使いこなせる。
26V型ながら、DLNAのサーバ機能を有する。録画機能は内蔵500GバイトのHDDとBlu-ray Disc録画に対応。ダブルチューナを搭載し、2番組を同時にフルハイビジョン長時間録画できる。デジタルカメラや携帯電話などで撮影した写真も、クライアント機能を持つPCやテレビに送信することが可能だ。
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