使う場所から選ぶ地デジテレビ（後編）--リビング＆寝室、お風呂テレビ - (page 2)

お風呂テレビはワンセグ仕様で地デジ化対応へ

　リビングや寝室、子供部屋などの地デジ対応は終わっていても、意外と地デジ移行できていないのが小型テレビだ。ここでは、キッチン周りや浴室で使っている防水テレビにスポットをあて、地デジテレビへの切り換えに最適なモデルを紹介する。

　防水テレビはコンパクトでバッテリ駆動なので、バスルームに限らず、寝室やキッチン、アウトドアなどさまざまなロケーションで楽しめる。そのためアンテナ線が必要なフルセグよりもポータビリティに優れるワンセグチューナ内蔵機が一般的だ。

　手軽なお風呂テレビとしてはパナソニック「ビエラ・ワンセグ SV-ME550」、ソニー「ブラビアワンセグ XDV-W600」のような小型タイプや、DVD再生にも対応したツインバードの「ZABADY VD-J716W/J713CW」などが選べる。これらは2.5～7時間程度のバッテリ駆動なのでこまめな充電が必要なことは覚えておきたい。

■お風呂、キッチン向け防水テレビのオススメモデルはコレ■

ワンセグ視聴、録画に対応したスタンダードなお風呂テレビ
パナソニック「ビエラ・ワンセグ SV-ME550」

　5V型液晶を搭載したワンセグテレビ。JIS保護等級IPX6/IPX7相当の防水性能を備えている。ボディカラーはピンク、ホワイトの2色。大口径のスピーカを備え、聞きやすいサウンドを実現したとしている。SDカードでのワンセグ録画にも対応し、EPG予約録画のほか、ワンボタンですぐに録画ができる。電源は内蔵充電池とACアダプタを使用。約5時間の充電で、最長約5時間のテレビ視聴ができるとしている。本体サイズは高さ94.4mm×幅178.8mm×奥行き21.1mmで、重量は約273g。視聴時に便利な外付けスタンドが付属する。

触れずに操作するジェスチャーコントロール機能を搭載
パナソニック「ビエラ DMP-HV200」

　4ダイバーシティアンテナを搭載し、アンテナケーブルを接続せずに地上デジタル放送を視聴できる10.1V型のポータブルテレビ。IPX3相当の防滴仕様を施し、濡れた手でのチャンネル操作や音量調整が可能。さらに新たなインターフェースとして、本体から約5～10cmの距離で手を左右に動かす、手をかざすなどの動作により、実際に触れることなくチャンネル切り替えやボリューム調整ができる「ジェスチャーコントロール」機能を装備している。電源はACアダプタとバッテリパックの2ウェイ。最大約3時間30分の視聴に対応する。

立てかけ、ぶら下げ、充電と設置が選べる3ウェイ
ソニー「ブラビアワンセグ XDV-W600」

　JIS保護等級IPX6/IPX7相当の防水性能を備えた4V型のワンセグテレビ。ボディカラーは、ピンク、ホワイト、ブルーの3色。大口径スピーカーと高感度設計でストレスなくワンセグを受信できるとしている。内蔵充電池と単3形乾電池4本の併用が可能。併用してヘッドフォンで聞いた場合は約23時間のワンセグ視聴ができる。2Gバイトの内蔵メモリは最大約10時間のワンセグ録画に対応。FM/AMチューナも内蔵する。本体サイズは約高さ98.0mm×幅145.0mm×奥行き42.0mmで、重量約302g。置くだけで充電できる充電スタンドと、立てかけとぶら下げが可能なマルチアタッチメントが付属する。

送信機とモニタのセパレート構成で、視聴ソースが選べる
ツインバード工業「LINK ZABADY VW-J708W」

　ワイヤレス送信機と、JIS IPX7相当の防水性能を備えた7V型液晶モニタのシステム。地デジチューナやデジタルレコーダーなどから防水モニタへワイヤレス送信することで、バスルームなどでテレビ番組が視聴できる。防水プリセットリモコンとAVコントローラで操作する。送信機に接続したチューナなどのリモコン信号を防水プリセットリモコンに設定しておき、AVコントローラをAV機器に向けて設置することで、防水プリセットリモコンでテレビ操作ができる仕組みだ。システムは大きくなるが、さまざまなAV機器と接続できて、高画質なAVソースを転送して見られる点がメリットだ。液晶モニタ部はSDカードスロットを搭載し、MP3とJPEGの再生にも対応する。液晶モニタはバッテリ駆動で約3.5時間視聴できる。