日本の広告費、今後伸びるのは?

2008年3月3日 15時00分

 電通が2007年の日本の総広告費と媒体別・業種別広告費を推定した「2007年(平成19年)日本の広告費」を発表しました。新聞、テレビ、ラジオ、雑誌のマスコミ4媒体は3年連続して前年を下回る一方で、4年連続増加となったインターネット広告費がついに雑誌広告費を抜き去りました。

 資料によれば、2007年の国内広告費7兆191億円のうち、テレビ広告費は1兆9,981億円(前年比0.9%減)、新聞広告費は9,462億円(同5.2%減)、雑誌広告費は4,585億円(同4%減)、ラジオ広告費は1,671億円(同4.2%減)でした。インターネット広告費は前年比24.4%増で6,003億円。特に拡大傾向にあるのは、クロスメディア手法の定着したSEM市場(前年比37.8%増)や、ナショナルクライアントにも活用され始めたモバイル広告(同59.2%増)です。

 インターネット広告はこのまま成長を続けるのでしょうか。また今後注目されるであろう広告とはどのようなものでしょうか。パネリストの皆さんの意見を聞かせてください。


  • 西山圭
    西山圭さん (アサップネットワーク株式会社 代表取締役)
    ネット上のサービスと一番相性がいい広告媒体はネット媒体そのものです。
    なので、ネット化の流れが止まらない限り、インターネット広告費は伸び続けます。

    中長期的には、やはりモバイル広告が台風の目になるでしょう。
    「行動ターゲティング」「地域ターゲティング」「属性ターゲティング」の全てができる、初めてのメディアです。
    10年〜のスパンでは、広告の大半がモバイルに移行するか、少なくとも連動するようになる可能性は高いと思います。
    2008-03-03 16:31:44

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