日本語版登場でどうなるSecond Life?

2007年7月30日 13時13分

 先日、Second Lifeの日本語版がようやく登場しました。一般的なインターネットユーザーの間で流行るのか、ビジネスチャンスはあるのか--これまで賛否両論が飛び交いつつも、「日本語が登場すれば良くも悪くもはっきりするのでは…」と言われてきたSecond Life。皆さんはどのように利用していますか。また、日本語版という環境が整ったSecond Lifeの今後をどのように見ていますか。パネリストの皆さんのお考えを聞かせてください。


  • 松村太郎
    松村太郎さん (ジャーナル・コラムニスト、クリエイティブ・プランナー、DJ)
     日本には「自分の分身」(Second Life)よりも、「自分の着ぐるみ」(アバターを持つSNS)でしょう。

     僕も今年の初め頃に試しにユーザー登録して利用しましたが、ずいぶんと寂しい思いをしながらがんばったものの、結局フェイドアウトして現在に至ります。正直、「難しい」と感じました。それは、場を理解する難しさ、コミュニケーションの難しさ、Second Lifeに関わる時間を作る難しさです。

     また、Second Lifeのキャラクター、はっきり言って可愛くない。1つは見た目の問題。もう1つはプロデューサーというか演出家、もしくは親みたいな位置づけで自分の分身を、管理する、経験させる、といった遊び方で、あのキャラクターかわいがることができませんでした。

     自分の着ぐるみとして機能してくれるアバターの方がメンテナンス欲に駆られるし、アバターを自分として振る舞わせるSNSに時間をかけたい、と感じてしまいました(もちろんそれも満足に出来ているわけではないのですが)。

     Second Lifeの日本語系コミュニティ、企業からのアプローチは過熱気味ですが、ユーザー主導で盛り上がることはないでしょう。ただし、加熱している企業と上手くマッチしてSecond Life上でお金が稼げる能力がある人を除いては、の話です。
    2007-07-27 17:07:59

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