デジソニック、Second Lifeにクリエーター居住区設立--第1弾でWOWOWが参加

 デジソニックは7月19日、仮想世界「Second Life」内に、国内外のアーティストやクリエーターが集まる居住空間「マナティーリゾートアイランド」を設立すると発表した。

 マナティーリゾートアイランドは、個人のクリエーターがSecond Life内での作品の発表やアバターコンテンツの販売などを自由に行えるクリエーターズビレッジ。コンセプトはデザイン学博士、一級建築士でもある名古屋市立大学大学院芸術工学研究科教授の三上訓顯氏が担当した。

 アイランド内に設置されたパビリオンや大型シアターを含む複数のシアターを設置した多目的ホールでは、映画、アニメなどのコンテンツのプロモーションスペース、音楽アーティストのバーチャルコンサートスペースなどを企業に提供する。

 今後は、映画会社、音楽プロダクションなどのコンテンツ企業を誘致し、コンテンツ商品の販売チャネルや、プロモーションのプラットフォームとして提供するほか、同社の運営するECサイト「ソニックマート」と「ナレッジシッピング」を利用したクロスメディアマーケティングにも積極的に取り組むとしている。アイランドは最大32社の誘致が可能となっており、初年度売上高1億円を目指すという。

 アイランド参加企業の第1弾として、WOWOWの参加が決定、19日から同局で放送を開始するアニメ「シグルイ」のプロモーションとして、Second Life内で、プロモーション映像やスタッフインタビューなどの放映をするほか、Tシャツの無料配布、アニメ原画の設置などのコンテンツを提供する。

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