特定非営利活動法人日本ウミガメ協議会はこのほど、インターリンクの全面的なバックアップで、仮想世界「Second Life」内の「八国山(はちこくやま)アイランド」において、特設店舗を開設した。
日本ウミガメ協議会は、「ウミガメ類を取り巻く自然環境の保全」というテーマのもと、ウミガメ類の保護および研究活動を行っている各種民間団体や関連機関、個人などと相互の連絡を取りながら、ウミガメ類の研究・保護活動を育成・発展させることを目的に活動を行っているNPO団体。
八国山アイランドは、環境保護や人道支援活動を展開するさまざまなNPO団体をバックアップする目的で、インターリンクが管理運営するSecond Life内の“島”。島の購入や管理、出店される店舗の作成など、運営の過程で発生する費用は全てインターリンクが負担している。すでにに、「淵の森保全連絡協議会」が第1号店として「淵の森グリーントラスト」特設店舗をオープンしている。
今回、八国山アイランド内にオープンする特設店舗は、インターリンクが日本ウミガメ協議会の活動および理念に賛同し、全面的なバックアップのもとに開設されたもの。
特設店舗では、アバターがダイビンググッズを装着し、海中でたくさんのウミガメと遊んだり、写真を撮影するなど、3D仮想世界ならではの体験が可能となっている。また、アバターの肩に乗るウミガメのぬいぐるみや、アバターの後をついてくるウミガメなどのグッズをチャリティ目的で販売する。グッズ販売による収益は全額、日本ウミガメ協議会に寄付され、同会の活動運営資金に充てられる。
今後、特設店舗では、子ガメが孵化し、帰海する様子など、他では見ることができない貴重な写真や映像を、順次公開するとしている。
インターリンクでは、今後も環境保護や人道支援活動を展開するNPO団体、ボランティア団体をバックアップするため、八国山アイランドへの団体誘致や、団体の普及・啓発支援活動を積極的に推し進めるとしている。
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