「アイドルマスター」5ブランド合同東京ドームライブで見た“出会えてよかったと感じるステージ” - (page 2)

 ここからは「FIVE STARS みんな元気メドレー!!!!!」と題して、元気でハッピーになれる楽曲をメドレーで展開していくコーナーに。その1曲目は、中村さんと寺島さんによる「GO MY WAY!!」。TVアニメなどで描かれていた天海春香と天ヶ瀬冬馬の姿を思えば、この2人が並んで歌っていること自体、歴史的瞬間とも言える光景で場内は大歓声。そして2人が明るく楽しそうに歌っている姿は元気を通り越して感慨深いところがあった。

「GO MY WAY!!」(DAY1)
「GO MY WAY!!」(DAY1)

 続いては、SideM楽曲の「JOKER↗︎オールマイティ」(若林さん、長島さん、涼本さん、幸村さん)。オリジナルを歌うユニット「High×Joker」は、メンバー5人の名前に“春夏秋冬”と“四季”も含まれており、楽曲のフレーズにも出てくる。今回、アイドルの名前に“春夏秋冬”が入ったメンバー(上条“春”菜、有栖川“夏”葉、“秋”月律子、黛“冬”優子)でのステージとなり、軽快なバンドサウンドにのせて、タオルを回しながら歌っていた。

「JOKER↗︎オールマイティ」(DAY1)
「JOKER↗︎オールマイティ」(DAY1)

 765プロ楽曲の「I'm so free!」(長谷川さん、Machicoさん、和久井さん、岡咲さん)では、文字通り“自由”という言葉がマッチするアイドルたちが共演。オシャレな雰囲気の楽曲で、伸びやかに歌声を響かせていた。さらに「ラ♥ブ♥リ♥(Long Intro Ver.)」では、どこか“ツンデレ感”のあるアイドルたちが集う。可愛い振り付けで表情豊かに歌うラブソングというなかでも、土屋さんが樋口円香をほうふつとさせるように、表情を変えずに歌っていたのが目を引いていた。

「I'm so free!」(DAY1)
「I'm so free!」(DAY1)
「ラ♥ブ♥リ♥(Long Intro Ver.)」(DAY1)
「ラ♥ブ♥リ♥(Long Intro Ver.)」(DAY1)

 ミリオンライブ!楽曲の「Get lol! Get lol! SONG」は、仁後さんと堀江さんのステージに。高槻やよいはカエルのポシェット「べろちょろ」を愛用、ピエールは元着ぐるみバイトのアイドルで、カエルの着ぐるみを着ていたり、脱いでいるときはカエルのぬいぐるみ「カエール」を手にしている。そんなカエル繋がりの2人が、モニターの演出も含めて楽しく歌っていた。

「Get lol! Get lol! SONG」(DAY1)
「Get lol! Get lol! SONG」(DAY1)

 小宮果穂のソロ楽曲「絶対正義 EVERY DAY」では、河野さんに加えて、稲川さんと仲村さんが参加。ヒーローに憧れる果穂が歌う特撮ものをイメージした楽曲で、大神環はヒーローのレッドに憧れがある。そして天道輝も特撮好きでヒーローに憧れる元弁護士アイドル。仲村さんが中心に立って熱く歌い、最後のヒーローものをイメージも華麗に決まっていた。

「絶対正義 EVERY DAY」(DAY1)
「絶対正義 EVERY DAY」(DAY1)

 「スパイスパラダイス」(寺島さん、放課後クライマックスガールズ(河野さん、白石さん、永井さん、丸岡さん、涼本さん)、田中さん)は、もともとカレーメシとのコラボで誕生した、カレーをテーマにしたシンデレラガールズ楽曲。天ヶ瀬冬馬の特技は“スパイスからのカレー作り”とあってか、女性アイドル陣が歌い進めるなかで、スパイス名などコールをするところは、ノリノリな冬馬の姿が伝わるぐらいに、寺島さんが大きな声をあげていた。

「スパイスパラダイス」(DAY1)
「スパイスパラダイス」(DAY1)

 トロッコに乗って登場したミリオンライブ!がカバーしたのは、シャイニーカラーズの「Let's get a chance」。未来への飛躍を示す楽曲を、メンバーそれぞれ手を振ったりしつつ賑やかな雰囲気で歌っていた。

「Let's get a chance」(DAY1)
「Let's get a chance」(DAY1)

 シンデレラガールズのメンバーが登場しての挨拶では、ユニット衣装が初お披露目ということは触れられ、“まわって”の声を受けて回って見せたほか、4月からTVアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」が放送開始予定となっていることもあり、U149のメンバー3人がアピールを行っていた。

 メインステージ上段にストロベリーポップムーン(山崎さん、田所さん、Machicoさん)が登場してライブが再開。歌ったのは「ABSOLUTE RUN!!!」。ミリオンライブ!のセンターユニットが躍動感のあるステージを展開すると、白石さん、丸岡さん、田嶌さん、岡咲さんが途中参加。放課後クライマックスガールズとノクチルから2人ずつ加わったことで、夢に向かって走っていく青春感が増したものとなった。

「ABSOLUTE RUN!!!」(DAY1)
「ABSOLUTE RUN!!!」(DAY1)

 センターステージにはJupiter(寺島さん、神原さん)が登場し、「BRAND NEW FIELD」を歌う。765プロのライバル事務所である961(クロイ)プロダクションに所属していたJupiterが、315プロで再出発するときの再デビュー曲でもあり、それを東京ドームという大舞台で披露する光景はグッとくるところ。そして、ここまで途中参加は2番に入るタイミングだったが、ここはそのままJupiterの2人で続行。最後まで歌い続けるかと思いきや、神原さんの呼び込みで、長谷川さんと沼倉さんが登場する。星井美希と我那覇響は「アイドルマスターSP」で961プロに所属した経緯があり、元961プロメンバーの共演がここに実現。最後の決めポーズは、右手の人差し指を立てるのが特徴的な、961プロの黒井社長のポーズで決めるという961プロをリスペクトするようなステージにもなっていた。

「BRAND NEW FIELD」(DAY1)
「BRAND NEW FIELD」(DAY1)

 シンフォニックなイントロが流れるなかでステージに姿を見せたのは、今井麻美さん、福原さん、田所さんの3人。各ブランドにおける“蒼”のイメージカラーを持つアイドルで歌ったのは、シャイニーカラーズ楽曲の「Dye the sky.」。歌の実力派である3人が青く染まった会場のなかでクールに、それでいて魂を込めているように感じられる力強い歌声を響かせていた。

「Dye the sky.」(DAY1)
「Dye the sky.」(DAY1)

 今後は中村さん、山崎さん、仲村さんという“赤”のイメージカラーを持つ各ブランドのセンター3人が登場。ここで歌ったのはシンデレラガールズ楽曲の「流れ星キセキ(Long Intro Ver.)」。オリジナルを歌うユニット「new generations」はセンターユニットでもあり、その曲をブランドセンター3人が歌うというのもエモーショナルな気持ちにさせてくれるもの。天井には星が描かれたり、星が流れていく光景もあるなかで歌い進め、最後はポーズを決めつつ笑顔で歌い切っていた。

「流れ星キセキ(Long Intro Ver.)」(DAY1)
「流れ星キセキ(Long Intro Ver.)」(DAY1)

 シャイニーカラーズのメンバーがトロッコに乗って登場し、シンデレラガールズ楽曲「ハイファイ☆デイズ」を披露。シンデレラガールズのライブにおける盛り上げ曲のひとつでもあり、会場中がオレンジに染まるなかで元気いっぱいに歌っていた。

「ハイファイ☆デイズ」(DAY1)
「ハイファイ☆デイズ」(DAY1)

 ここでMCにはいかず、イントロとともに仲村さん、寺島さん、伊瀬さんが登場。歌ったのは、ライブ初披露となる「True Horizon」。オリジナルメンバーであり、3ユニットのセンターが揃い踏みとなったステージで、スクリーンに歌詞であったりユニットカラーの星が映しだされるなかで、それぞれの輝きを見せるようなステージとなっていた。

「True Horizon」(DAY1)
「True Horizon」(DAY1)

 ミリオンライブ!のメンバーが登場して挨拶をするなかでは、この2月で10周年を迎えるといったことや、2023年はアニメ放送が決まっていることを告知。ほかにも、MOIW2015で言っていた、またドームに連れてきてれくれたことへの感謝の言葉も口にしていた。そしてカッコいい楽曲が続くという最終ブロックへ。

 まずは、シンデレラガールズのメンバーがトロッコに乗り込んで、ミリオンライブ!楽曲の「FairyTaleじゃいられない」から。FairyTaleは“おとぎ話”の意味があり、それを“シンデレラ”ガールズが歌うというマッチングの高さも相まって、楽曲が持つ疾走感と熱さをより感じさせるものとなっていた。

「FairyTaleじゃいられない」(DAY1)
「FairyTaleじゃいられない」(DAY1)

 ステージではC.FIRST(伊瀬さん、宮﨑さん、大塚さんが登場し、持ち歌である「We're the one」を披露。クールさとカッコよさが全開のパフォーマンスで、SideMでは一番新しいユニットながらも確かな存在感を見せつける。さらに平田さん、北原さん、和久井さんが途中参加。なかでも平田さんが菊地真として“僕にまかせて”のフレーズを口にすると、ひときわ大きい歓声があがっていた。

「We're the one」(DAY1)
「We're the one」(DAY1)

 たたみかけるように、ストレイライト(田中さん、幸村さん、北原さん)による「Transcending The World(Long Intro Ver.)」のステージに。デジタルロックの楽曲とダンスパフォーマンスで、見る人を引き付けて離さないステージを展開。さらにサイバーグラス(長島さん、田辺さん)、DRAMATIC STARS(仲村さん)、Jupiter(寺島さん、神原さん)も途中参加。男性アイドル陣のラップや低音ボーカルも相まって、重厚な歌声となって響き渡っていた。

「Transcending The World(Long Intro Ver.)」(DAY1)
「Transcending The World(Long Intro Ver.)」(DAY1)

 サイバーグラス(長島さん、田辺さん)がステージに残って、持ち歌である「Needle Light」を披露。上条春菜と荒木比奈はメガネが特徴のアイドルであり、ユニット名にもそれが現れている。そして、曲の途中でステージ上段からせり上がるように登場したのは若林さん。765プロのメガネをかけているアイドルといえばやはり秋月律子であり、スクリーンにも3つのメガネが映し出されるという演出もあるなかで、3人になってよりスケールの大きさも感じさせるようなステージにもなっていた。

「Needle Light」(DAY1)
「Needle Light」(DAY1)

 雰囲気が変わり、Beit(堀江さん、高塚さん)の「Platinum MASK」ではミステリアスな世界観のステージに。古城がイメージできるような映像を背景に、椅子に座ったまま歌い続ける2人。さらにエルドリッチ・ロアテラー(千菅さん、桜咲さん)と郁原さん、小岩井さんも参加。ホラーテイストなユニットのエルドリッチ・ロアテラーに加え、スマホゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」(ミリシタ)において、エミリーは「善と悪の両価性」で天使とともに堕天使の姿、朋花には「リリィナイトと天空の騎士団[魔王]」で文字通り魔王の姿が描かれており、そんな“闇”がイメージできる2人も加わり、濃厚な世界を作り上げていた。

「Platinum MASK」(DAY1)
「Platinum MASK」(DAY1)

 そして、エルドリッチ・ロアテラー(千菅さん、桜咲さん)がステージに残り「アンデッド・ダンスロック」を歌う。ホラーの雰囲気で会場中を包み込んだところで、浅倉さんと平田さんも登場。よりカッコよさであったり、高めの歌声だからこそ感じる怖さが増幅するような表現を見せていた。

「アンデッド・ダンスロック」(DAY1)
「アンデッド・ダンスロック」(DAY1)

 さらに「Tulip(Long Intro Ver.)」として、シンデレラガールズ楽曲の「Tulip」のイントロが長めに流れたあと、姿を見せたのは神原さん、堀江さん、高塚さん、矢野さん、古畑さん、宮﨑さん、大塚さんという男性メンバー7人。オリジナルはLiPPSが歌う、キスをテーマに女性の色気を感じさせる楽曲。それだけに、この日最大級というぐらいの驚きの声と歓声が沸き上がる。歌声や振り付けも含めて、男の色気とセクシーさを感じさせるパフォーマンスで、“聴いことがあるけど聴いたことがない楽曲だった”と言えるもの。とりわけ、神原さんが歌詞に合わせてデコルテを見せるような襟に手をかけたところでは、明らかに黄色い声もあがるほど。あきらかに会場中が大興奮していることが伝わるものとなっていた。

「Tulip(Long Intro Ver.)」(DAY1)
「Tulip(Long Intro Ver.)」(DAY1)

 その興奮をさらに高めるように登場したのがTriad Primus(福原さん、松井さん、渕上さん)で、歌ったのは「Trancing Pulse」。シンデレラガールズのライブでは数々の見せ場を作ってきたユニットかつ、思い入れの強いプロデューサーさんも多い楽曲を披露。そうしたなかで途中参加したのは、C.FIRST(伊瀬さん、宮﨑さん、大塚さん)とストレイライト(田中さん、幸村さん、北原さん)。スクリーンには、3つのユニットを象徴する三角形のマークが3つ浮かぶなかで、それぞれが持つパフォーマンス力の高さを証明するかのように熱唱。それでいて終盤では横一列となって共創するかのようにハーモニーを響かせる。そんな圧巻のステージに会場中が酔いしれているかのようだった。

「Trancing Pulse(Long Intro Ver.)」(DAY1)
「Trancing Pulse(Long Intro Ver.)」(DAY1)

 興奮冷めやらぬなか、出演者がステージに集結。そろって着用しているシリーズ15周年を記念した衣装「スターリー・フューチャーズ」の紹介をしつつ、5ブランドを示す“FIVE STARS!!!!!”として歌ったのは、MOIW2023のために作られた新曲の「CRYST@LOUD」。スクリーンに5ブランドのマークが浮かびあがり、プロデューサーさんからは息の合ったクラップ(拍手)にも後押しされながら歌い、会場中が一体となっていた。

「CRYST@LOUD」(DAY1)
「CRYST@LOUD」(DAY1)

 本編を一区切りし、アンコールの声が響くなかでメンバーが再登場。業務連絡と題した告知では「CRYST@LOUD」のCD化や、MOIW2023のBlu-rayの発売を発表。そしてDAY1のラストナンバーとして歌われたのはMOIW2015のテーマソングで、シリーズ10周年を記念する楽曲でもあった「アイ MUST GO!」。この先もまだまだ進み続けることを示すように、出演者がステージ上のいろいろ場所から伝えるように歌っていた。

「アイ MUST GO!」(DAY1)
「アイ MUST GO!」(DAY1)

 中村さんがセンターステージの先端に立ち、“いつもの言葉”ではあるものの、ステージだけではなく、客席のプロデューサーさんからの声もある「これからも、アイマスですよ!」「アイマスー!」でDAY1を締めくくり、DAY2へと繋げていた。

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