Twitterの新たなオーナーとなったElon Musk氏は米国時間11月1日、サブスクリプションサービス「Twitter Blue」を月額8ドル(約1200円)とし、このサービスの一環としてユーザーのアカウントに青色の認証済みバッジを付与する考えを示唆した。同氏はさらに一連のツイートで、Twitter Blueにリプライ、メンション、検索結果で優先的に表示される機能や、長い動画および音声クリップを投稿できる機能なども盛り込む意向を示した。また、加入者に表示される広告は半減するとした。
Twitter Blueは現在、米国で月額4.99ドル(約750円)だが、特典に認証済みバッジの付与は含まれていない。Musk氏はツイートで、認証済みバッジの取得対象者を判断する現行のシステムが排他的であり、「でたらめ」だと批判した。
Twitterは、アカウントが「本物であり、著名であり、なおかつアクティブである」と判断した場合に、認証済みバッジを無料で付与している。このバッジの目的は、著名人、ジャーナリスト、政治家、その他の公人のアカウントが偽物でないことをユーザーに示すことだ。だがTwitterの意に反して、この青い認証済みバッジは、一部のユーザーからステータスシンボルのように思われている。同社は認証システムの見直しを進めているが、偽アカウントを誤って認証してしまったこともある。
Musk氏が認証有料化の計画を示唆したことから、同氏がTwitterの広告への依存を減らそうとしていることが分かる。しかし、この動きは、公人のアカウントが本物かどうかをどのようにして見分けられるのかという疑問も喚起している。Musk氏はこの日、さらに「公人の名前の下に第2のタグが付く」とツイートした。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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