アップルのAR/VRヘッドセットのうわさまとめ--発売時期、M1チップとの関連性など - (page 4)

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2022年06月03日 07時30分

未来のARスマートグラスもすでに開発中か

 人々にARヘッドセットを装着してもらうのは、容易ではない。筆者も、スマートグラスを鞄に入れ忘れないようにしたり、持ち運ぶスペースを確保するのは大変だと感じている。また、ほとんどのスマートグラスは度付きレンズに対応していない。筆者が先日試したSnapの開発者向けARグラスは、日常的に装着するARグラスの今後の方向性を示してはいるものの、まだ進歩の途上にある。

 ゴーグルタイプのVR/ARヘッドセットの数年後にARグラスが登場するだろうというKuo氏の予測は、Apple以外の会社の計画と比べても違和感がない。ARグラスの課題は、VRよりもはるかに困難である。常時装着するARグラスをうまく機能させる方法や、装着者が仮想オブジェクトを操作する方法の最適解は、まだ誰も見つけていない。仮想オブジェクトの操作方法に関しては、ハンドトラッキングやスマートウォッチ、スマートリング、音声操作、ニューラルインプットなどが検討されている。

 Appleは常に、Apple Watchを「素晴らしい腕時計」として宣伝してきたが、スマートグラスについてもそうなるだろう。Appleが度付きのメガネを作ってApple Storeで季節限定のフレームを提供した場合、フレームの見栄えが良ければ人々は満足するかもしれない。Gurman記者によると、AppleのVRヘッドセットは度付きレンズも提供する予定だ。これは、後でスマートグラスを開発するための足がかりになるかもしれない。

 Googleは2020年にスマートグラスメーカーのNorthを買収した。Northは、普通のメガネとほぼ同じ見た目の度付きのスマートグラスを作っていた企業だ。Appleの好みから言えば、Northのスマートグラスのコンセプトは「Google Glass」のそれと似すぎているが、ARグラスが実用的なメガネとしても機能するというコンセプトについては、非常にAppleらしい。もっと新しい例を紹介すると、Vuzixが2021年中の発売を予定していたスマートグラスは、このテクノロジーがどれほど小型化したのかを示していた。ただし、そのスマートグラスでさえ、空間をスキャンして、その上にAR情報を重ね合わせる機能は備えておらず、どちらかと言えば、ヘッドアップディスプレイと3Dオーディオを備えた高度なスマートグラスに近い。

 The Informationの2021年の報道によると、AppleではARハードウェア用の特殊なレンズが試験生産段階に入っているという(9to5Macも同様の報道をしている)。このレンズは、現在のARヘッドセットに搭載されているものよりも、ずっと普通のメガネのレンズに近いように聞こえるが、完成はいつになるのだろうか。

 Appleは最初のスマートグラスをよりシンプルなものにして、AR機能を徐々に追加することで、新しいユーザーがARスマートグラス体験に少しずつ慣れていけるようにするのだろうか。それとも、最初のスマートグラスで、ARの課題を解決しようとするのだろうか。ARはメガネとしては奇妙なコンセプトであり、人々に不快感を与える可能性もある。Appleは控えめなものを目指すかもしれない。初代のApple Watchは、目を向けた直後の数秒間だけ時間が表示されるように設計されていた。

 先頃実施された特許出願も、Appleがアダプティブ(適応型)レンズで視力の問題を解決しようとしていることを示していた。もし実現すれば、これはAppleのインテリジェントアイウェアの最大のキラーアプリになるかもしれない。

AirPods Max
提供:David Carnoy/CNET

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