Mojo Visionは、開発中のスマートコンタクトレンズ「Mojo Lens」について、新たなプロトタイプを発表した(その1、その2)。
Mojo Lensは、コンタクトレンズと同様、目に装着して使うウェアラブルデバイス。スマートグラスのように、装着すると文字情報などが目の前に浮かんで見える。ハンズフリーで、視線をそらすことなく情報が得られるどころか、まぶたを閉じていても表示が見える。ヘッドアップディスプレイ(HUD)になぞらえ、アイズアップ(eyes-up)で利用可能な、目立たない「Invisible Computing」を実現させるという。
最新のプロトタイプは、中央に直径0.5mmのLEDディスプレイを搭載。画素密度は1インチあたり1万4000ピクセルあり、世界でもっとも小さくもっとも高精細なディスプレイとした。
データは5GHz帯の電波で受信し、「ARM Core M0」プロセッサで表示を制御する。通信プロトコルは独自開発で、Bluetooth LEより高効率かつ高速だとしている。
加速度センサー、ジャイロスコープ、磁気センサーも搭載し、目の動きを常に追跡できる。これにより、視線に応じた表示位置の調整や、目の動きを使うハンズフリー操作を可能にする。
Mojo Visionは、最初の活用領域として、スポーツ分野を想定している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」