「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」は大胆であり、Googleがこれまでに作った最高のスマートフォンかもしれない。
Pixel 6 Proと「iPhone 13 Pro」の性能を比較するため、筆者は、自分が住むシドニーで実地テストを実施した。iPhone 13 Proの光学ズームの最大倍率(3倍)までは全体的に「iPhone」の方が優れていたが、より高い倍率だと「Pixel」の方が明らかに優秀だった。Pixel 6 Proの高倍率ズームをサムスンの「Galaxy S21 Ultra」とも比較してみたところ、驚いたことに、ズームに定評のあるGalaxy S21 UltraよりもPixel 6 Proの方が高画質だった。
まず、iPhone 13 ProとPixel 6 Proを3倍ズームで直接比較してみよう。この場合、iPhone 13 Proが専用の3倍光学望遠カメラを使用するのに対し、Pixel 6 Proはメインの広角カメラを使用してデジタルで3倍にクロップする。
最初に紹介する写真は、明るく晴れた日に、プレー中のクリケット選手が描かれた鮮やかな壁画を撮影したものだ。
3倍に拡大すると、iPhoneとPixelが画像をキャプチャーする方法の違いがよく分かる。それぞれのスマートフォンが生成した緑色の色合いを見るとよく分かるように、iPhoneはより暖色系の写真を撮影する。これが良いか悪いかは好みによるところが大きいので、とりあえず判断は保留しておこう。Pixelの写真は、Instagramの「ストラクチャ」加工を適用して大幅に補正したように見える。iPhoneの写真で控えめに見えるディテールが、Pixelの写真でははっきりと表れている。絵の中の投手とその左側の女性の間にある亀裂に注目してほしい。
筆者は、より自然で鮮やかなiPhoneの写真の方が好みだが、ディテールを浮かび上がらせるPixelの処理が好きという人もいるかもしれない。
次は、筆者が路地で見つけた、この朽ちかけているアート作品をご覧いただきたい。
下の写真は、それぞれのスマートフォンを使って、3倍ズームで撮影したものだ。天気は今回も申し分なかった。ただし、今回は両者の違いが先ほどよりも分かりやすくなっている。iPhone 13 Proの写真の方が明るく、コントラストも優れており、より多くの情報を捉えている。キャンバスの裂け目や剥がれている部分を見ると、iPhoneの写真の方がはるかに精細であることが分かる。この写真のディテールは見る人の気を滅入らせるような感じがあるが、それでも、ディテールであることに変わりはない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」