より高倍率のズームに関しては、Pixel 6 Proが勝者だ。iPhone 13 Proとの差は、かなり大きい。
下の比較写真は、iPhone 13 ProとPixel 6 Proを使って、10倍の倍率で撮影したものだ。被写体はまたしてもクリケット選手が描かれた冷水タンクだが、先ほどよりも離れた場所から撮影した。両者の違いはかなり大きい。iPhoneの写真はノイズが多く、ぼやけている(iPhoneの「10倍」ズームは、PixelとサムスンGalaxyの「10倍」ズームよりも深くなることが多かったという点も注意しておきたい)。
下の写真は、Pixel 6 ProとGalaxy S21 Ultraを使って10倍ズームで撮影したものだ。Galaxyはズームに定評がある。Galaxy S21 Ultraのズーム機能の素晴らしさを考えると、Pixel 6 Proの10倍ズームがそれよりも優れていたのには、驚いた。芝生や冷水タンクの緑色を見ると分かるように、Pixel 6 Proの写真の方がシャープで色鮮やかに見える。Pixel 6 Proは4倍望遠カメラを使ってデジタルクロップするが、画質を向上させる「超解像ズーム」という優れたソフトウェア機能を備えている。Galaxy S21 Ultraは10倍光学ズーム望遠カメラを利用する。
ゲーム「BioShock Infinite」の登場キャラクターである「Booker DeWitt」の「Funko Pop」人形を写した下の写真は、やや日当たりの悪い環境で撮影したものだ。Pixel 6 Proの写真の方が色と照明の両方で、はるかにバランスがとれている。iPhoneのズーム写真には、不自然な暖かい輝きがある。Pixelの方が鮮明なのは、Bookerの人形だけではない。本の背表紙に書かれた文字を見比べてほしい。
Galaxy S21 UltraはiPhoneよりも優れていたが、それでもiPhoneと同じ問題の多くを確認できる。歪みは少ないものの、暖かみのある輝きが加えられている。Booker人形とその後ろの本もディテールが欠けている。またしてもPixelの勝利だ。
次は、難易度の高い撮影だ。芝生の向こう側にライラックの花が咲いた木がある。10倍にズームインしてみよう。
下の写真は、Pixel 6 ProとiPhone 13 Proを使って10倍デジタルズームで撮影したものだ。木の葉にノイズが発生しやすいため、これは、どのスマートフォンにとっても難しい写真だろう。実際に、これらの写真でもノイズが発生している。それでも、iPhoneの方が歪みが大きい。一方、Pixelの写真は葉をより細かく捉えている。
そして、下の写真は、Pixel 6 ProとGalaxy S21 Ultraを使って、同じ場面を10倍ズームで撮影したものだ。Pixelに比べると、Galaxyの写真はのっぺりとしており、活気が感じられない。Pixelの勝ちだ。
Pixel 6 Proが10倍ズームでGalaxy S21 Ultraよりも優れていたのは印象的だ。Galaxy S21 Ultraの高倍率ズームには定評があるからだ。ただし、Pixelのデジタルズームは、Galaxyの100倍と比較して、20倍まで「しか」拡大できないことに注意してほしい。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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