Appleが9月24日に発売したiPhone 13シリーズ。2020年モデルで大幅なデザイン刷新を受けたiPhone 12シリーズを踏襲する、「5G対応iPhoneの第二弾」という位置づけとなる。
今回のiPhone 13/miniはiPhone 12 Proと同等の明るさを誇るディスプレイへと進化し、iPhone 13 Pro/Pro Maxは、これを上回る標準輝度1000ニト、さらに10〜120Hzにリフレッシュレートを可変するPro Motionを搭載した。ゲームなど動きの激しいアプリを使わずとも、Pro Motionの動きの滑らかさは一度体験すると戻りがたく、ディスプレイだけでもProモデルを選びたくなるよさだ。
またシリーズ全体を通じてアピールしているのはバッテリー持続時間とカメラだ。
バッテリー搭載量を全体的に向上させ、iPhone 13 miniとiPhone 13 Proでは1.5時間、iPhone 13とiPhone 13 Pro Maxでは2.5時間ものバッテリー持続時間向上を実現した。特にスタンダードモデルとなるiPhone 13のバッテリー搭載量拡大幅が大きく、iPhone 6sや7、iPhone 11などから乗り換える人にとっては、驚かされるかもしれない。
カメラについては、全モデルでセンサーシフト式手ぶれ補正を搭載。またビデオは背景をぼかすシネマティックモードを備え、日常をドラマティックに記録できる。
また、2020年モデルではカメラ機能が差別化されていたProモデルも、6.1インチと6.7インチの両モデルでカメラが共通化され、手に馴染むサイズでも最高のカメラ性能が利用できるようになった点は、多くの人にとって喜ばれるかも知れない。
iPhone 13 Proシリーズでは、超広角カメラにオートフォーカスと手ぶれ補正が入り、マクロ撮影が可能となった。布に近づくと繊維1本1本が見えるほど接写することができるようになる一方で、望遠レンズは3倍の77mmとなり、広角カメラとの差別化がより大きくなった。
決算発表の電話会議などでも指摘してきたとおり、新型コロナウイルスの影響、半導体不足の影響などから、iPhone、iPadの供給が需要に追いつかない状況が続いている。iPhoneについても、出荷が遅れる事態が指摘されている。
また、Statistaによると、歴代のiPhoneと比べて、より大きな話題を作り出せていない点も指摘されている。その一方で、5Gへの転換が世界のスマートフォン市場で起きる中で、一定の地位を維持することで、5G対応のiPhoneの販売が拡大していくトレンドをつかむことができる点も事実だ。
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Apple Watch Series 7はこれまでのサイズやケースを変えずに、ディスプレイのサイズを拡大した点が大きな変更点となる。Series 3比で50%、Series 6/SE比で20%の画面拡大となり、より多くの情報を表示できるようになるほか、フルキーボードなどの入力インターフェースの追加もできるようになった。
また表面のガラスも強化し、これまでで最も割れにくく、また防塵性能で認証を取得したほか、エッジで光を屈折する仕掛けによって、これまでと異なる見た目を実現したという。
アップル、表示領域を20%大型化した新「Apple Watch」発表--秋に発売(9/15) アップル、Apple Watch Series 7の注文受付を10月8日午後9時より開始(10/5)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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