グーグルは10月6日、YouTubeの広告賞「YouTube Works Awards Japan 2022」のスケジュール、最終審査員などの概要を発表した。同日から「YouTube Works Official Website」で作品募集を開始する。受賞作品の発表は5~6月頃になる見込みだ。
「YouTube Works Awards」は、2017年に英国で開始した、高い効果を獲得したYouTube広告を表彰するアワード。現在では米国を始めとする各国で開催している。
日本での初開催は2021年5月で、応募総数は300作品以上。ファイナリストに選ばれた40作品の中から、「Creative Effectiveness」「Media Orchestration」「Performance for Action」「Small Budget, Big Results」「Force for Good」「Breakthrough Advertiser」「YouTube Creator/Partner Collaboration」の7つの部門賞を表彰した。
部門賞受賞作品の中から選ばれるグランプリには、Force for Good部門を受賞したナイキジャパンの「動かしつづける。自分を。未来を。The Future Isn't Waiting」が輝いている。
Force for Good部門を受賞したNike Japan
YouTube Works Awards Japan 2022では、革新的な取り組みで成果を上げた「Best Innovation」、オンライン、オフラインを問わず、最も売り上げに貢献した「Best Sales Lift」、顧客に効率的かつ効果的にリーチして目的を達成した「Best Target Reach」の3部門を新設。Creative Effectiveness、Force for Good、Performance for Action、YouTube Creator/Partner Collaborationを合わせた計7部門が選考対象となる。
2021年内にYouTubeに広告出稿、もしくはYouTubeクリエイターとコラボレーションしたキャンペーンを対象に、YouTube Works Official Websiteで応募を受け付ける。応募費用は無料。2022年1月31日に締め切り、一次審査で選出されたファイナリストの中から受賞作品が決まる見込みだ。
最終審査員にはさまざまなバックグラウンドを持つ12人が集まった。博報堂 執行役員の嶋浩一郎氏と、YouTubeクリエイターでFischer's リーダーのシルクロード氏が審査員長を務める。
YouTube Ads Marketingで統括を務める中村全信氏は、YouTubeの“広告プラットフォームとしての効果の責任”を口にする。
現在の日本のYouTube利用者数は、18歳以上では6900万人、45~64歳では世代人口の75%にあたる2500万人を超えるという。また、10万人以上の登録があるチャンネルは前年比45%増の5500チャンネル以上、100万円以上の収益があるチャンネルは50%増という状況だ。
「(YouTube Works Awardsは)成果を上げた方へのお祝いという意味もあるが、『どういった場合にどういうクリエイティブやフォーマットを使うと効果が出るか』を共有したい」(中村氏)と、YouTube Works Awardsの意図を強調した。
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