アップルが4月のイベントで発表しなかった8つの製品--WWDCに期待?

David Carnoy (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2021年04月24日 07時30分

 Appleの2021年4月のイベントで、驚くべき発表はそれほど多くなかった。新しいモデルの「iPad Pro」や新しい「M1」搭載「iMac」、そして、長い間うわさされてきたトラッキングアクセサリーである「AirTag」の発表は、予想されていたことだ。それらに加えて、2月からうわさになっていた新型「Apple TV 4K」も発表された。「iPhone 12」と「iPhone 12 mini」のカラーバリエーションにパープルが加わったことも忘れてはいけない。

 それでは、Appleが発表しなかったものは何だろうか。以下で、われわれが待ち望んでいる製品群を紹介していこう。その中には、いつリリースされてもおかしくない製品やリリースが予想される製品というよりも、うわさを流す人々の願望に近いと言わざるを得ない製品も含まれる。

1.「AirPods 3」

 Appleが第3世代の「AirPods」をリリースする準備を進めているとのうわさは、数カ月前から流れており、2021年第3四半期までリリースがずれ込むかもしれないとの憶測もある。今考えると、その憶測の方が正しいようだ。リークされた、第3世代の同製品(「AirPods 3」と呼ばれている場合が多い)とみられている写真を見る限り、この新モデルのデザインは、「AirPods Pro」によく似ているかもしれないが、ノイズを物理的に遮断するイヤーチップは備えていない(アクティブノイズキャンセリング機能を提供しない可能性もある)。

52audioが2月に公開した、第3世代AirPodsだとされる画像
52audioが2月に公開した、第3世代AirPodsとされる画像
提供:52audio

2.M1チップを搭載した16インチ「MacBook Pro」

 現在、M1を搭載する市販のMacBook Proは13インチモデルのみであり、同モデルのパフォーマンスは、M1搭載「MacBook Air」よりも大幅に優れているわけではない(とはいえ、処理速度が相当優秀であることは確かだ)。16インチのMacBook Proがアップグレードされて、M1チップが搭載されることや、うわさされている14インチのMacBook Proの登場を期待していた人は、まだ待ち続けなければならない。このような開発者向けノートブックが6月のWorldwide Developers Conference(WWDC)で披露されれば、諸手を挙げて歓迎されるだろう。だが、Appleが、より高性能なチップ(「M2」か、それとも「M1X」という名前になるか)をそれらのノートブックに搭載できるようになるまで待っている可能性もある。

3.M1を搭載した大型のiMac

 今回のイベントで、Appleはよりフラットなデザインと24インチディスプレイ(従来の21.5インチから大型化)を備えた新しいM1搭載iMacを発表した。しかし、大型の27インチiMacが巨大な30インチスクリーンに移行するとのうわさがあったにもかかわらず、このモデルの変更はなかった。これについても、同社は先述したM1の後継プロセッサーの完成を待っているのかもしれない。

4.M1搭載「Mac Pro」

 AppleのハイエンドデスクトップコンピューターであるMac Proが前回刷新されるまで、私たちは何年も待たなければならなかった。M1を搭載したMac Proのアップグレード版が登場するまでは、さらに長い時間待たなければならないようだ。これに関しても、Appleがさらに強力なM1の後継プロセッサーの完成を待っている可能性が高いので、登場が遅れていることは理解できる。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]