このアプリは、最新のソフトウェアアップデート(「iOS 14.3」「tvOS 14.3」「iPadOS 14.3」)を適用したiPhone、iPad、Apple TVで利用できるようになる。Fitness+アプリは、iPadではダウンロードする必要があるが、Apple TVにはプリインストールされる。iPhoneでは、既存の「フィットネス」アプリ内に新しいタブとして表示される。画面でワークアウトを選択すると、ユーザー側で何も操作しなくても、Apple Watch(「watchOS 7.2」)で対応するワークアウトが自動的に記録され始める。Apple Watchをリモコンとして使用し、好きなときにワークアウトを停止したり、一時停止したりすることも可能だ。
アプリ自体は直観的で操作しやすい。提案されたワークアウトが気に入らない場合でも、フィルターを使って次のワークアウトを簡単に見つけることができる。ワークアウトの種類や所要時間、インストラクター、音楽で検索することが可能だ。難易度でフィルタリングする機能はまだ提供されていないが、短いプレビュー動画が用意されているので、自分がどのようなワークアウトを始めようとしているのかをある程度把握できる。
筆者はFitness+を試し始めてから最初の2日以内に、現在提供されている10種類のワークアウトのうち7種類を完了することができた。フルタイムの仕事をしており、2人の幼い子供が家にいるので、初めはそんなことは無理だろうと思っていた。
スケジュールに応じて、5分のクールダウンから45分のヨガクラスまで、さまざまなワークアウトが用意されているので、時間はそれほど大きな制約にはならないようだ。やる気に満ちている人は、複数のワークアウトを組み合わせてもいいだろう。例えば、筋力トレーニングの仕上げに短い体幹トレーニング、あるいは、HIITセッションで汗をかいた後に気持ちを落ち着かせるクールダウンといったルーティーンが考えられる。ひとつ、現時点でまだ対応していないのが(Appleにぜひ伝えたい)、プレイリストを作成して、複数のワークアウトを自動的に続けて再生する機能だ。現状では、Fitness+アプリの「My Workouts」セクションにそれらのワークアウトを保存して、1カ所にすべて表示させることしかできない。
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