テストアカウントのため何もおすすめがなかったので、筆者はデバイスで最初のワークアウトを選ぶしかなかった。選んだのはごく一般的なワークアウト、リビングのテレビでApple TVを見ながら行う筋力トレーニングだ。普段は週に3回くらい屋外を走っていて、それをピラティスと組み合わせて筋力を鍛えている。Fitness+にはまだピラティスがないので、筋力トレーニング(もしくはヨガ)が一番近いコースだったのだ。30分のワークアウトは飽きることなく、結構なエネルギーを使い、インストラクターのペースもいい感じだった。部分的にきつく感じたのは確かだが、そのほとんどはペースと、ダンベルの重さが原因だった。動きはごく基本的で、しばらくすると、同じ動きの繰り返しになる。集中し続けることができたのは、心拍数がリアルタイムで上下するのをテレビ画面で見られたからだ。その表示を見ると、それぞれの動作の自分の頑張り具合が表れているように感じられたので、普段よりさらに頑張ってしまった。終わりに近づいたとき、画面でアクティビティーリングが閉じるのを見るのも良い励みになった。
ワークアウトにクールダウンはほとんど含まれていない。時間に余裕がないときには助かるが、最後にクールダウンのコースから追加することもできる。
次に、今まで一度もやったことがないワークアウト、ローイングに挑戦することにした。レビューパッケージの一部としてローイングマシンも貸してもらっていたので、それを使ってみようと考えたのだ。もちろん、ローイングマシンやトレッドミル、エアロバイクがなくても問題はない。それ以外のワークアウトを選べばいいだけだ。インストラクターがダンベルやヨガマットを勧めることもあるが、ほとんどは何も器具を使わずにこなすことができる。
いつものジムだったら、気後れしてしまって、ローイングマシンになど近づこうとさえしなかっただろう。だが、Fitness+なら自分の慣れていないものにも挑戦しやすい。短く簡単なワークアウトができる初心者向けコースがあり、器具の使い方を教えてくれる「getting started」動画も用意されている。
ワークアウト動画を見ながら、加減もできるようになっている。後ろにいる2人のインストラクターが、それぞれ基本より楽なバージョンと、きついバージョンになっているからだ。
ローイングマシンに関する6分間の紹介動画を見た後は、身体を痛めずに最初のワークアウトをこなすことができた。それでも、初めてマシンに乗ろうとしたときにはシートから滑り落ちてしまった。たった10分だったが、全身を酷使して、心臓はばくばくになった。翌日には明らかに筋肉痛になるほどだった(シートから滑り落ちたからではなく)。Burn Barで78点を出したこともあった。アプリによると「一般を上回るスコア」ということだが、まだサービスが一般公開されていないことを考えれば、あまり意味のある順位ではない。
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