LINE Payは10月30日、三井住友カードと戦略的な提携関係を推進すると発表した。タッチ決済に対応したバーチャルプリペイドカードの発行や、アプリ連携、加盟店連携など多岐にわたる。
まず、Visaブランドのバーチャルプリペイドカード「Visa LINE Payプリペイドカード」を12月からLINEアプリ上で発行を開始。タッチ決済「iD」をサポートしており、「Apple Pay」や「Google Pay」でも利用可能になるという。こちらも12月より順次対応を予定している。
また、すでに提供を開始している「Visa LINE Payクレジットカード」のみに限定されている、クレジットカードから支払いできる「チャージ&ペイ」機能を、三井住友カードが発行するVisaブランドのクレジットカードでも2021年春に対応。さらに、三井住友カード会員でもLINEの利用通知を順次開始する。
三井住友カードアプリ「Vpass」とも連携。同社会員は、LINE上でクレジットカードの各種手続きや設定が可能になるほか、LINE公式アカウントからのチャットボットによる問い合わせにも対応。三井住友カード会員が「LINE」の各種サービスを利用した際、通常よりも上乗せしたVポイント還元を実施する。
加盟店向けには、三井住友カード加盟店への「LINE Pay」導入を推進。LINEと三井住友カードの「stera」の機能を活用した加盟店向けサービスの利便性向上を図る。「stera terminal」へのLINE PayのQRコード決済導入を拡大し、加盟店が一元的に各種決済に対応できるようになるほか、両社の保有するデータを活用した、新たなサービス・マーケティングソリューションの検討などを挙げている。
Visaバーチャルプリペイドカードの発行にともない、これまで発行してきたリアルカード「LINE Payカード」の新規発行を停止する。同カードは、JCBブランドのプリペイドカードで、LINE Payの残高をJCB加盟店で使うことができる。なお、発行は停止するものの、カードの有効期限内であれば問題なく利用できるという。
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