Googleの最新モバイルOSが「Android 11」がようやくリリースされた。まずGoogle製のスマートフォン「Pixel」と、準備が整っている他のスマートフォンメーカー数社のデバイスを対象に、提供が開始されている。今後、数週間から数カ月で、さらに多くのスマートフォンに提供される予定だ。
早くからこの最新OSを受け取れるスマートフォンを所有している幸運な人は、さまざまな新機能を利用できる。Android 11は全体的に細かい改良が施されており、日常的なスマートフォンの使い方が大きく変わってくるだろう。例えば、新しい「バブル」機能では、どのようなアプリを使っていても、メッセージのやりとりを簡単に続けることができるようになる。筆者が個人的に気に入っているのは、スワイプ操作でさまざまなスマートホームデバイスにアクセスできる新しいデバイスコントロールだ。新しい画面録画ツールも搭載されており、お気に入りのゲームをプレイしている画面を披露したり、ほかのユーザーのトラブルシューティングに役立ったりすることもできる。
以下で、筆者が気に入っているAndroid 11の5つの機能と、それらの使い方を紹介していこう。
Android 11のインストール後に最初にやるべきことは、スマートフォンの電源ボタンを長押しして、新しいデバイスコントロール画面を表示することだ。少なくともPixelでは、この画面の上部に電源制御のオプションがあり、その下に「Google Pay」カードや搭乗券へのショートカットが表示される。そのさらに下に、筆者が気に入っているAndroid 11の機能、つまりスマートホームデバイスのコントロールがある。
筆者のスマートフォンでは、オフィスに設置してあるNestのサーモスタットやNestのカメラ付きドアベルなど、「Googleアシスタント」にリンクしたいくつかのデバイスが自動的に検出された。Nestアプリを開かなくても、ドアベルからのライブ映像をこの画面で直接見ることができる。Nestアプリは動作が遅くて使いにくいので、これは素晴らしい機能だ。
メニューボタンをタップして、「コントロールを追加」または「コントロールを編集」を選択することで、このグリッドからスマートホームデバイスを追加または削除できる。
「バブル」を覚えているだろうか。この機能は「Android 10」で登場する予定だったが、Googleはリリース直前に搭載を見送った。そのバブルが、Android 11に間に合って搭載されたのだ。
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