「Galaxy Z Fold2」実機を早速チェック--初日に気に入った5つの特長

Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2020年09月04日 07時30分

 サムスンの折りたたみ式スマートフォンとしては3機種目、タブレットサイズのスクリーンを搭載するスマートフォンとしては2機種目となる「Galaxy Z Fold2」を使い始めてまだ1日しかたっていないが、これが1999.99ドル(約21万円)の単なるハイテク玩具ではなく、現実世界で価値のあるデバイスであることが伝わってくる。

Galaxy Z Fold2
提供:Jessica Dolcourt/CNET

Galaxy Z Fold2の優れた機能ベスト5

 実際に使える外側のスクリーン。前機種より大きくなり、外側の面いっぱいに広がる6.2インチのディスプレイは、閉じたときに見やすく、片手でサッと返信を入力したい時や、写真を撮ってすぐにシェアしたい時に便利だ。筆者は1日のうちに何度もこのような使い方をした。縦に細長いためキーボードは小さいが、問題なく使える。

 フレキシブルなヒンジは決定的な機能になるかも。折りたたみ式スマートフォンの命運を決めるのはスクリーンの技術だという意見に異存はないが、Galaxy Z Fold2で最も重要なのはヒンジであると筆者は考えている。Z Fold2よりももっと小さい「Galaxy Z Flip」のテクノロジーを踏襲した今回のモデルはヒンジが頑丈なので、本体を開いて、さまざまな角度で固定することができる(「フレックスモード」と呼ばれる)。つまり、本体を一定の角度で自立させて、ビデオ通話に応答したり、ハンズフリーでスクリーンを見たり、写真を撮影したりできるということだ。これは、Galaxy Z Flipの最も素晴らしかった機能で、おそらく、Z Fold 2でも決定的な機能になるだろう。

 ノッチのない内側のガラス製スクリーン。サムスンが施した変更で最も重要なのは、内側のスクリーンだ。広げると7.6インチのサイズになるその内側のスクリーンには、超薄型ガラスが使用され、Galaxy Foldのプラスチック製ディスプレイよりも耐久性が向上しているだろう。もっと重要なことに、スマートフォン本体の破損につながる損傷が生じる可能性も低くなるはずである。Galaxy Foldと同様、工場で装着されたスクリーン保護レイヤーがディスプレイを覆っているが、サムスンの今回の再設計では、隙間をさらになくそうと努めている。隙間があると、ホコリやゴミなどがヒンジ内やディスプレイの下に混入してしまう可能性があるからだ。120Hzのリフレッシュレートがサポートされるのも嬉しい。

 改善されたマルチタスク機能。Z Fold2の大型の7.6インチディスプレイを複数のペインに分割するというアイデアは、まさにこの種のデバイスの理にかなっているが、初代Galaxy Foldでは、期待ほどうまく機能しなかった。Z Fold2では、画面上で最大3つのアプリをより柔軟に配置したり、リサイズしたりできるようになった(この機能は「マルチアクティブウィンドウ」と呼ばれる)。2つのアプリが横に並んで表示されるように設定することも可能だ(現時点では、この機能を利用できるアプリは限られている)。YouTube、Gmail、Spotify、および「Microsoft Office」アプリは自動的に、サイドバーとメインアプリペインが表示されたタブレット風の分割画面ビューで開かれる。

gif_1 提供:Samsung

 プレミアムなスマートフォンだと実感する。初代Galaxy Foldに対する筆者の主な不満は、努力は感じられるものの、利用できるテクノロジーが限られ、プラスチックが鋼鉄だと言い張っているように感じられたことだ。Z Fold2はそうではない。「Gorilla Glass Victus」を採用した外側のディスプレイや、光沢のあるメタルフレーム、頑丈なヒンジが、素材を洗練されたお洒落なものに見せている。

 それでは、Z Fold 2のフレックスモードで利用できるアプリや、主要な機能とスペックなど、さまざまな詳細を以降で紹介していこう。

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